押すに非ず引くに非ず
ドル円の4時間足チャート
さて、後半はいつものようにドル円の4時間足チャートです。
要約漕ぎ着けた週末のマーケットで、もう今週の平均睡眠時間は3時間を切ろうか?と言うほどになってしまっている訳ですが、ドル円もさすがに疲れたのか上下均衡した展開となっています。
本日の今朝方の動きでは、本邦輸入系からの少し厚めの買いが行われたようですが、種が無くなると、そこを高値にした利食いが先行して上値を抑えてしまいました。
指標については本日予定されているPPIについて、直近のバーナンキ総裁の発言などを汲み取っても、インフレ率に関わってくる指標と言うのは注目度が高くなっているはずです。
CPIに対して先行的に発表されるPPIとなりますので、本日の数値が大きく伸びているようならば、週末に向けての持ち直しと言う形で円売りが進む可能性もあるので、その流れに乗るために現在はレンジ真ん中でロング持ち(笑)、と言う慣れない事をやっています(笑)。
欧州タイムに下押しにきた場合も、ストップ前に一回、ストップ刈り後に一回とリスク分散したトレードでいきたいと思っています。
[2013-7-12] まずは、先日のトレードの成果についてですが、80pipsほど取れると言うまたしても、個人的に理解不能な流れの中で利益が出る状況になりました。
この事について嬉しい思いはあるのですが、野球のイチローに言葉を借りるなら「打線が苦しいときには、守備とか走塁で流れをつくるのが野球の基本です」これに尽きるかと思っています。
個人的な解釈になりますが、大きな流れの読み筋が厳しい時には、資産を守ったり、ヘッジを重視しして取引をしていく事なのかも知れません。
さて、余りにも今のマーケットについては自信が無いため、本日は私のトレードの手法とは言いませんが考え方について紹介してみたいと思います。
それはタイトルにあるように「押すに非ず引くに非ず」と言う相場状況でいつも苦悩している事です。
マーケットはいつも行き過ぎ感が何処かに発生するのは、もう歴史が証明してしまっている“事実”なのですが、そんな中で、自分自身「今押すべきなのか?」それとも「退くべきなのか?」を自問自答しています。
例えば、ショートポジションを持っていて、底割れを起こした場合、その下抜けたポイントが利食いラインだったとします。
そして、そのラインを下抜けた際に大きくブレイクしてしまい、マーケットが短期時間軸から中期的な時間軸の戦いへと変化してしまったケースで、そのポジションに対して「利食いを掛けるべきなのか?」それとも「さらに押して売りましで大きな利益を狙うべきなのか?」こう言った葛藤は1週間に1回は“必ず”やってきます。
そう言った流れになった場合、絶対的に物を言うのは“マーケットの経験”だと考えているのですが、自分自身の中で葛藤をしながら、「押すに非ず引くに非ず」つまり、押し過ぎず、引き過ぎずを心掛けています。
しかしながら、言い変えると、このような状況と言うのは、1週間に1回~数回程度です。
つまりは、マーケット経験が物を言う相場と言うのは本当に極短期間の間で、後の流れは、そう言った経験や才能と言った物の外側にあるように感じています。
それは、“ド素人でも勝てる”と言う事だと思っています。
しかしながら、言い方は悪いですが“ド素人”の方は、やはり全体を通して結局はほとんどの方が負けてしまい、その内のほとんどがマーケットから去っていきます。
その“ド素人”の方が負ける理由、それは1週間に数回程度の経験が物を言う相場で、「無理に押し過ぎてしまっている事が原因なのかも知れない」そう思う今日の昼下がりです。
と、偉そうに書いていますが、私も今週は大外しとなっているので、ヘッジの大切さを身に染みています。