FX来週の相場の見方

 [2013-7-7] 「ドル円の止まりどころが分からない」と言う書き出しで、本日のブログはスタートさせて頂きたいと思いますが、7月に入り、若干上昇波動を見せる可能性が高くなりつつあるドル円です。

 このドル円の強さの源としては、やはり米国債の売られ方や金相場の下落が大きく影響をしている事が考えられます。

 米国の10年国債の利回りが2.7%に到達するなど、ここまでのマーケットを完全に牽引している事が分かります。

 この米国債の動きを考えると、ドル円の売り場が本当に見えてこないような気になってしまう訳ですが、それでも不安材料と言う意味であれば、ポルトガルの格下げ方向での見直し等なども今後の注目材料になってくるように考えています。

 また、もちろんエジプトの不安材料と言うのは有りますが、その不安材料についてドル円が無視をしている状況なので、この辺り突然のマーケット転換には注意していく予定をしています。

 次に、先週末発表された米非農業者部門雇用者数についてですが、+19.5万人とかなり強めの数値が出されており、これを期に来週頭はやはりドル円の買い材料として大きく注目されてくる事が考えらえれるので、基本はドル買いで攻める事になりそうです。

 失業率についは、7.6と前月から0.1ポイントの悪化となってしまった訳ですが、仕事が無かったために、仕事を探しておらず就学者としての位置づけで有った人が、仕事を探し始めた事を考えると、この悪化も好材料の1つだと考える事ができます。

 ただ、7.0の失業率を目先の目標として考えているFRBの流れを考えると、引き締めからは一歩遠のいたとも言えますが、そこは強めの統計結果がカバーした形と見て良いように思います。

 これについては、基本的には良い雇用者数と悪い失業率が同時に発表された場合、雇用者数の増減よりも、失業率についてマーケットが反応する事がセオリーであると言う事は覚えておいても損は無いように思います。

ドル円の4時間足チャート

 さて、後半戦のドル円チャートですが、日足や週足などを見て4時間足を見ても、ほとんどでドル買い強気のチャート形態になっています。

ドル円2013年7月7日チャート4時間足

 この事について、ドル円の最大売り手である、日本企業からの売りラインである101より上で現在推移している事になりますが、もしかすると来週の流れは日本時間に売り込まれて欧州・NYタイムには強い流れとなる事を想定しておいても良いように考えています。

 大企業の想定為替レートが90円前後と言う事を考えても、100円オーバーで捌けると言うのは、日本にとって良い事であるのは言うまでも無いように思いますが・・。

 次に、日本の貿易収支が明日発表される予定が有りますが、個人的にはまだ弱いのか?と言う疑問点も残る点ではあるのですが、最近のさくらレポート等を見ると、強めの数値が出て来そうな気もしています。

 マーケットは売り材料に対しては顕著に反応してこない事が考えられますが、買い材料となる悪目の指標となるならば、買い材料として扱われるかも知れないので、朝からも目を光らせておく予定をしています。

 最後に、本日のブログは、全く頭の働いていない二日酔いで、酷い内容となってしまっていますが、また明日からはしっかりとした更新を心掛けたいと思います。