自分のトレードの転換点

 [2013-4-27] 本日は、マーケットが休みと言う事で、いつものようにドル円相場を追いかけるのは止めておいて、自分のトレードがどのように変わってきたのかを紹介していきたいと思います。

 もしかすると、FX初心者の方にとって役に立つような内容となるのでは?と言う事を意識しながら書いていきたいと思っています。

 また、本日は食事のため外出予定が入っているので、チャート画像掲載は省き、文字だけで紹介していきたいと思いますが、こんなブログでも最近は毎日20人の方が新規更新分を読んで頂けている事に感謝しています。

 実質、夕方5時に更新して、日が変わるまでの12時の間7時間分しか見ていないのですが、それでも毎日20人の方が来てくださっていると言うのは、本当に凄い!と1人現在の状況を噛みしめている訳です。

 今後について、何処まで続けられるか分かりませんが、FXの面白さや難しさ、そして私自身がマーケットに向かう姿勢などをこれからも相場を通じて紹介できればと思います。

 では、本題の自分のトレードが転換していった流れについて説明していきたいと思います。

負け材料がトレードを転換させる

 まず、私がFXを始めた頃と言うのは、完全にテクニカルトレード馬鹿と言ってよいほど、100%以上割合でトレードをテクニカルに依存させていました。

 これは、何も私が数学が好きだった訳でも、テクニカルが好きだった訳でも無く、どちらかと言うと、数学なんて学んだことも無いような人間だったにも関わらず、トレードにテクニカルを使っていました(笑)。

 その後、テクニカルを用いた、数々のテクニカル指標を使うようになり、だいたい世の中に一般的にで出回っているようなテクニカルについて一通り使い終えた頃、多額のFXでの負けを経験している事に気が付きます(笑)。

 ここから這い上がっていこうと、テクニカルから派生していき、EAなどの自動売買に興味を持つようになり、バックテストなどしたり、自分のトレードの欠点や、新しい手法の確立などに励むようになります。

 この頃は、既に大金を負けていたので、ほとんどトレードでお金を動かす事は無く、エクセルでデータを取ってみたり、色々と方法を考えたりと、毎日がテスト三昧だった事を思い出します。

 まぁ、しかし、多くの人が通ってきて、それでも聖杯を見つけられなかった世界と言うのが相場の世界ですから、私のような凡才の人間が、必死に一朝一夕で覚えた程度の知識を絞って作り出したものと言うのは、底が知れているものばかりでした。

 ここで、大きな挫折を経験し、正直マーケットがどのように動いているのかさえ分からなくなってしまう日々が続いていました。

 そんなある日、突然、マーケットについて分かる事が増えてくるようになります。

 それは意識している訳でも、反対に意識していない訳でも無いのですが、自然にマーケットの機嫌が分かるようになってきました(今でも分からない時もある)。

 そのマーケットの機嫌と言うのは、カッコ良く言えば経験、悪く言えばファンタジーのようなものなのですが、例えば、昨日の相場の場合、下落していくドル円に対してロングで入り50ポイントを抜きができているのですが、これを例にとると、「ちょっとGDPの反応にしては一方通行過ぎるな」と言う見解を持てる事です。

 基本的に、私は現在のドル円に対してショート派だと言う事は、このブログ内でも何度も書いている訳ですが、昨日のあの瞬間は、買いだと判断し、一発でロングポジションで昨日の大底をさらった訳です。

 売り目線の中の買い目線と言いますか、反対に買い目線の中の売り目線と言いますか、こう言った能力が勝てるようになり始めた時に突然芽生えたのを覚えています。

 今でもそうなのですが、負けている時と言うのは、どうしても自分自身のトレードに対して意固地となってしまっている傾向が私の場合には強いのですが、皆様も同じではないでしょうか?

 本当は、負けている時こそ冷静に行動をしなければいけないのに、ついつい負けている時ほど勝負に行きがちになってしまう。

 「昨日3万勝ったから、今日は3万負けても良い」では、いつまで経っても相場がギャンブルなのだと、徐々に気が付いていったのも大きかったのか、できるだけ負けている時ほど勝負に行かないように自己コントロールをするようにしています。

 恐らく相場での正解は、「今日3万円勝っているから、このまま10万取ってやろう」なのだと、今の私は考えるようにして、昨日の相場は昨日の事、昨日の利益を当てにしたトレードを今日もしていると、昨日の利益は何処かの負けトレードの補てんとして取った取引の可能性もありますからね。

 つまり、「攻める事ができるタイミング」をファンタジーの中で知る事ができ、そのタイミングに対して必死に攻撃を仕掛け、逆に負けるタイミングが来た時には、ただ、じっと我慢をします。

 かなり精神力を使うトレードになりますが、私のトレードの現在勝つ事ができているトレードの基本は全てここからきています。

 運良く、今年は1~4月まで1ヵ月ベースでの負けの月は1度も有りません。

 それも、ウナギ上げとなった相場に対してロングでは無く、ショートで立向かった事も多々有っての成績となっています。

 このような積み重ねが、また1つの自信となっていき、そこから見えるファンタジーをここで紹介して、皆様の相場の判断材料の1つとして紹介している次第です。

 これから5月に入り、怖い相場が続きますが、私が逃走するような事があるならば、それは大負けした日と言う事になるかと思いますが、できるだけこれからも相場のファンダジーを紹介する事ができればと考えています。