ドル円の来週4月半ば動き

 [2013-4-7] 今日は日曜日と言う事で、いつものように週末から見るドル円の簡単な来週の見方について書いていきたいと思います。

 週末なのでゆっくりとアナリスト等のレポートなどを読んでおりましたが、全体的な解釈としては、来週は米経済指標の結果によってドル円の判断が行われるのでは?と言う内容となっておりました。

 この考えに、私も賛成しているのですが、それだけなら誰にでも書ける事ですので、チャートから少し追いかけていきたいと思います。

2013年4月7日ドル円1週間足

 上はドル円の週足ですが、こうやって見て頂けると分かるように、今週は下髭で引けている訳ですが、このようなローソク足で引けて、来週陰線が付くとは中々想定できないのが実態です。

 しかし、注意して頂きたいのは高値圏の下髭で大陽線と言うのは、そろそろ転換が発生すると言うサインとして使う事ができるローソク足からのシグナルです。

 過去のチャートを見返して頂ければ、上のような結果がチラホラと見かける事が多いと思いますが、その理由として、高値圏で発生したファンダメンタルズ的要因に、一般参加者等がガッツリと買いこみ、そのポジションを狙う人が発生するからです。

 そこで、今週の週足と言うレベルでは高値は抜いてくるものの「大陽線にはならない」、と言う事を想定しています。

 また、上髭等で引けてくる事も想定する事も想定しています。

ドル円8時間足での動き

 ドル円の8時間足を見てみますと、最近までの下降トレンドを作ってきた赤いトレンドラインを完全にブレイクしてしまっています。

2013年4月7日ドル円8時間足

 つまりは、上昇トレンドへと再び転換した事が想定される訳ですが、まぁ強い上昇トレンドである事は一目瞭然です。

 先週の日銀の政策発表前には、欧州勢の売りをチラホラ観測していましたが、彼らロングポジションが減った事も大きかったとは思います。

 このチャート的には、やはり来週は買いで攻めたいところではあると思いますが、高値抜けが起こった後は、売り場を探しつつ、旨いロングターンを狙ったショートを模索していきたいと思います。

 週半ばには、FOMCの議事録が発表されますが、どうやら最近の連銀総裁等の発言を聞いている分には、タカ派的な内容になっている可能性を考えています。

 そこで、好材料が出終わった後に、高値を叩き、米指標の悪化を受けて下がったところで半分利食いのようなパターンとなってくれる事を念頭に置きながら相場に挑みたいと思います。