来週のドル円はイタリア次第

 [2013-4-21] FXファイブとしては、毎日夕方5時のトレーダーに間に合うように毎日ブログの更新を目指してきた訳ですが、本日は21時に更新を開始となる非常に遅い更新になっています。

 その理由として、最近温かくなってきたので知人関係の付き合いが増え始めてしまいまして、何だかんだと外に出ていく用事が増えてしまったからなのですが、今日も正にそれです。

 もう、昼間から出て行き飲んでいたのですが、ついつい先週の成果が大きかった事もあり、飲みすぎてしまい、二日酔いがその日の内にやってきている次第です。

 現在、必死に頭痛と戦いながら椅子にへばり付きながらブログの更新を行っている訳ですが、私の睡眠へのタイムリミットが近いので、早速ドル円の4時間足をみていみたいと思います。

ドル円2013年4月21日チャート4時間足

 上のようにチャートでワザワザ紹介する必要も無いのですが、100円の大型ストップに向けて上昇をしているドル円ですが、この原因となったのが、G20後の声明と、麻生氏、黒田氏の発言です。

 円安方向への動きに拍車をかける発言となっているので、知っている方ばかりかと思いますが、いちを抜き出しておきましたので、どのような発言が有ったかは以下を参考にしていください。

日本麻生大臣・黒田日銀総裁の発言

 黒田東彦日銀総裁「G20の合意は私にとって緩和策を続ける自信となった」「日銀は物価目標を達成するために緩和策を続けていく」

 麻生太郎副総理兼財務・金融相「円が弱すぎるといった批判は理解できない」

G20の声明

 G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)・G20「短期金利指標の改革で協力して作業を進め、7月に報告書まとめるようFSBに要請」「日本の最近の政策、デフレ回避と内需支援を目的とするもの」

 参照:要人発言・ニュースのゴゴヴィより(2013年4月20日の相場概要)

 これらは知っての通り、日本の金融緩和を促進させるため円売り材料となるわけですが、自動車関係の事業からの圧力を受けたアメリカからの日本の金融緩和に対する否定的なコメントが有った中で、和解へと漕ぎ着けている意味でも円安には地盤が整ったと言ったところになります。

 そうすると、週足を見ても大きな下髭で引けている事から来週100円を狙う相場が想定されてくる訳ですが、さて月曜日はどうかと言いますと、少し曇り空の相場と言った思いでいます。

月曜日の朝はイタリア問題が意識される

 月曜日の朝からイタリアの問題がかなり意識される展開となってくるのでは?と私は想定しています。

 イタリアでは大統領が決まらない(6回度の協議)と言う非常にゴタゴタ感が有った訳ですが、それが要約週末に決定しています。

 その大統領と言うのが、現職の大統領の続投となった訳ですが、続投となったナポリターノ氏は既に87歳で、年齢を理由に大統領続投を拒否していたのですが、何と他にまとめられる人物がおらず、任期7年、94歳までの続投となってしまいました(笑)。

 さらに、第1勢力の中道左派連合を率いるベルサーニ民主党書記長は、その混乱の責任から辞任してしまいました。

 これが大きな問題の第一波となり、話はスペイン問題へと波及するのでは?、と私は想定しているため、マーケットの引け間際にイギリスの格下げも有った事も考えても、やはり通貨は全体的に頭が重い展開となる事を考えています。

 恐らく朝から下窓でマーケットは攻めてくるとは思うのですが、その窓を埋めるほど力があるのか?それにはどうも材料が必要になってくるように考えています。

 しかしながら、週足では1週間の内、どこかでは高値を狙うと言う形を示しているので、突っ込み売りも難しいところとなっています。

 そこで、押してくるなら買いで高値付近までの動きを狙ってみたい訳ですが、最近、個人投資が100円ストップを狙った買いを仕掛けているとの話をチラホラ聞いているので、ロングに入るなら少し深めに待ってみる作戦も同時に考えています。

 来週は日銀の政策金利発表にて黒田総裁の話が有りますが、もしかすると、ここらで材料出尽くしなんて事も想定されるので、上値が重い週始めを狙って売りを入れてみて、高値カットにくるようなら諦めると言う戦略を立てています。

 やはり、100円を壁を前に売り材料には困らないようになると言うのは、テクニカルとファンダが繋がっている事を考えてしまします。

さて、時間は22時を超えて、現在22:23分ですが、やはり更新には1時間以上かかっている事を認識して、ぐったりとした頭がもう眠りへと誘っているので、朝4時に起床してマーケットに備えられるように、今日はもうこのまま眠りに落ちたいと思います。おやすみなさい。