日銀据え置き海外過剰反応

 [2013-4-26] 日銀が緩和据え置きが発表された事を確認して、ブログを書き始めている訳ですが、今後、黒田氏の会見が予定されているので、このブログの内容とは全く別の動きをしてくる事も留意して頂ければと思います。

 さて、このブログを書いている画面の裏ではチャート画面が有る訳ですが、非常に大きく振れ始めており、普通であればチャートに張り付いて行動を取るべきところなのですが、じっくり構えての取引をしたいと考えているため、少し余裕を出しています。

 と言うのも先日の「ノートレードとなる日の憂鬱」で紹介しているチャートを見て頂けると分かるように、とりあえず昨日分のポジションのショートの目標に到達している点です。

 日銀会合が絡んでいたので、短期分として大きく握る事に危険を感じていたので、99.502にて売りを少しだけ抱えていたのですが、このポジションが上手く捌けています。

 さて、今週はノートレードの日があるなどして、若干、憂鬱にもなってしまった時も有りましたが、週末にガッチリと読み通りの相場が起こり、それなりに取れると本当に安心するのです。

 では、ドル円チャートを見ていきたいと思いますが、今日もいつもと同じ4時間足に個人的に落書きを入れたものとなっています。

ドル円2013年4月26日チャート4時間足

 さて、上のチャートを見て頂けると分かるように、現在、ブログを更新している時点で攻防となっているローソク足が如何に重要か分かります。

 午後3:30から予定されている黒田日銀総裁の発言次第と言ったところとなっていますが、4時間足ベースで考えると、黒田氏はハト派中のハト派だと考えられるので、現在は底で反転を見せています。

 しかし、もしも、黒田総裁が、弱ハト派的な発言で留まる、もしくはサプライズ一切無しの、含みを持たせない会見となってしまった場合には、これまた円買い材料となる事も留意しておきたいところかと思います。

 そういった展開になると、ドル円はネックライン割れを起こす事になり、短期目安のターゲットが97円台まで想定する事になるので、その辺りを考えながらポジション取りをしていくつもりです。

 しかしながら、本日はもう十分に納得しているトレードができてしまっているので、後は米国時間まで値動きが有っても特にポジション取りをせずに中立的な見方から相場を追いかけてみたいと言う思いもあるので、勇み足でのポジション取りはしないでおこうと考えています。

ちょっと海外の期待が先行しすぎている

 株式市場においても、為替相場にしても、前回の日銀緩和決定前には日銀を信頼していなかった海外勢が、昨日の買い上げも有ったように、今度は日銀のサプライズに対して期待が大きすぎるのが今回の相場の焦点であったように思います。

 もちろん、この後、黒田総裁が何を言ってくるのか分かりませんが、恐らくは各国中銀始め、政府を過度に刺激するような内容を話してくる事は無いと考えているので、基本的にはサプライズ無しのまま終わるのでは?と見ています。

 先日に行われたG20の影響とでも申しますか、今回の結果は予想通りで、悪い事は無かったのですが、海外の期待が大きすぎて、下落したと言うところでしょう。

 現在発表されている内容は、積極的に円買いになるような発表では無いのですが、期待を考えた上でトレードをするのであれば、やはり売り手の思いが強くなるのは見えていた通りでした。

 さて、今後の展開ですが、黒田総裁は上手く下支えするような発言で締めくくってくるように思いますが、海外勢の期待はどれくらいあるのか?と言う点に注目してポジション取りをすると比較的やりやすいように思います。

 つまり、過剰期待分の相殺を行ってくる動きが想定される訳ですが、個人的には売りポジを持っているので落ちてほしいところですが、まぁ、ゆっくりと展開を眺めながら展開にそって、動きたいと思います。