ドル円100円への材料が無い

 [2013-4-22] 本日は、二日酔いがスッキリと言う事はもちろん無く、トイレと友達になりながら朝4時からいつものようにドル円相場を見ていますと、朝一から大外しの上窓スタートとなっています。

 もちろん、宣言通りと言いますか、先日のブログ「来週のドル円はイタリア次第」で書いたように売りから入っています。

 しかしながら、上飛びとなっている月曜日を想定していたため、個人的には「やりにくい1週間のスタート」と言ったところでしょうか?

 と、言ったところで気が付いたら窓埋めラインまで下がってきたので、利益確定を半分して、とりあえずは20ポイント獲得のスタートとなりました。

 それでは、いつものようにドル円4時間足を使って、マーケットを追いかけてみたいと思います。

ドル円2013年4月22日チャート4時間足

 上のチャートを見て頂けると分かるように、正直私が求めている調整相場と言うのは、下の白いラインの下抜けで、ここを抜ける事で高値から8円規模の調整が発生する事を心待ちにしている訳ですが、どうやらその戦いが今日やってくるように感じています。

 本日のドル円の見所は、下方向への戦いでは無くて、100円を守れるか?と言う戦いとなってくる訳ですが、大口のストップを狙った買いが観測される可能性も否定できない訳ですが、何か1つ私の中では納得いかない部分もあります。

 もしも、このままファンドの攻勢に有って、100円を抜ける動きを見せたところで、100円以上での実需があるのかどうか?と言うと、続きはせずに、ゴールデンウィークに向けた本邦系の円買いが入ってきても良いように感じています。

 ただ、現在の値動きだけに注目して見ますと、やはり窓埋めが終わった瞬間に売り手が逃げている事と、100円突破を睨んだ買いが入り、反発を見せながらと言った展開になっているため、底は堅いと言ったイメージを持っておく必要があるように思います。

 分かりやすく、99.8辺りで持ったロングが刈られるような相場になれば、反転ロングを狙ってある程度の時間をホールドする事で利益を出せるとは思うのですが、正直、ショートを利益確定させた今日、「動いたとこ勝負」のような気がしているのは、私だけでは無いように思います。

材料不足で上窓?

 ここからは私の葛藤の部分になるのですが、正直今日の相場は上窓を開ける事に対して材料不足であったように私は感じています。

 イタリア・イギリスの問題を考えると、下窓で来る事を想定していた訳ですが、結果マーケットはG20での日本の対応と、世界の日銀の緩和に対する対応を見ての上窓と言う事になっています。

 正直首を捻りながら相場を追いかけている訳ですが、これらの要因を考えると、100円を超えてストップを巻いた後、果たして100円から更に走る事ができるのか?と言う疑問点を感じています。

 大方の予想では100円を抜けたら101円~102円まで走る事を考えるの一般的なのですが、正直今の私は確信を持てないでいます。

 また、マーケット全体が「100円を抜ける」と言う思いが強すぎる点についても気になるところで、今は100円を抜けてないので強気でいますが、これが一旦少しでも抜けてガス抜きが達成した場合、どうなるのか?その点についても注意してみていきたいと思います。

 さて、月曜日に問題視されていないイタリアの問題、かならずイタリアへとマーケットの注目が集まる事が、この先想定される訳ですが、現在それを問題視していない相場を見て、身震いしているのは私だけでしょうか?