ドル円強気のベージュブック

 [2013-4-18] 余りの肩こりに悩んだ数日間でしたが、一昨日に肩こりの飲み薬を紹介して頂き、服用してみたところ、何と1日でかなり改善してしまいました(笑)。

 これで、本日は大分軽い肩でブログが更新できるようになり、本当に喜んでいる訳ですが、私の家から東の方を向いて、どうもありがとうございますと呟かせて頂きました(笑)。いや~。肩こりの飲み薬があるなんて、知らなかったです(笑)。

 さて、肩こりが改善したところで、本題に入りたいと思います、本日もいつもと同じくドル円の4時間足をベースにしたチャートを紹介させて頂きたいと思います。

ドル円2013年4月18日チャート4時間足

 まず、上のチャートを見て頂けると分かるように、後半にてもう少し詳しく説明しますが、ベージュブックの結果、ドル円は買戻しを受ける展開となっています。

 昨日は、底堅く推移していった訳ですが、その理由として、97円付近に大型の買オーダーが観測されていた事もあり、輸入筋等の実需の買いだと踏んだファンド系が買い上げた可能性が示唆されます。

 次に、本日高値付近においてはアメリカのファンド系からの売りが観測されており、97.8まで落とした事を考えると、その売りに関しては既に利食いが行われた可能性が考えられますので、高値抜けについてはさほど怖さは持っていません。

 と言うのも、本日はG20が予定されているため、それに向けてのポジション調整が加速する事を見越しての売り浴びせであった事も考えられるため、ワザワザ売りで入りリスクテイクしてまでG20を待たない事が考えられるからです。

 G20では、既にアメリカやロシアと言った辺りからの日本の緩和策に対する否定的なコメントが出てしまっているため、日本を名指しでの否定が声明ででない限りは悪材料とはならない可能性が示唆されます。

 もしも、名指しとなっている場合には、96円を再びブレイクしてくる可能性まで示唆されるので、その辺りの動きについては注意してトレードをまとめてみようと考えています。

 日足の形状を見てみましても、昨日が上髭で引ける展開とはならずに、NYマーケット終盤には買い戻しに有っている状況なので、やはり買いが先行かな?と言った事を考えています。

昨日のベージュブックの内容

 さて、昨日のベージュブックについて、どちらかと言うとハト派的な材料が出てくるのでは?と考えていた私にとっては、豆鉄砲を食らったような内容だったのですが、以下のような内容が今朝方発表されています。

 「緩やかな経済成長、住宅と自動車が牽引」「5地区の連銀が緩やかな経済成長を報告」「2地区の連銀が成長ペースのわずかな加速を報告」

 まぁ、アメリカ景気を加速させるような材料がゴロゴロと出ている訳ですが、1つ注目しておきたいのは、景気を牽引しているのが、住宅市場と車市場と言うところです。

 住宅市場については、バーナンキさんが常々コメントを出していた、「弱い」と言うところから、現在は景気を牽引している強い市場へと変わろうとしています。

 これは、大きく緩和縮小への舵取りを切るような材料となるため、これを材料にしたドル買いが起こると言うのは、マーケットとして当然のような結果となっています。

 次に、車、自動車産業についてですが、この自動車産業と日本の金融緩和政策が大きく関係を持っているため、G20前の米国からの「日本の金融緩和に対するけん制のコメント」に繋がっています。

 もしも、日本の円安が進み、好調だった自動車業界が落ち込んでしまうと、それはそのままアメリカの景気回復からの失速へと繋がり兼ねない状況で、恐らく自動車業界からアメリカ政府当てに圧力も有ったと考えられます。

 アメリカがTPP交渉で自動車関税撤廃に対して反対を表明している点を考えてもそれは明確だと考えられます。

 しかしながら、G20ではカナダ銀行総裁(時期イングランド銀行総裁)から、「日本の金融緩和はカナダにとってプラス」との発言や、ガイトナー氏の後釜であるルー米財務長官から「日銀の対応は国内経済の促進を目指したもの」と言う発言が出ている事から、本日のG20では日本の円安方向の動きに待ったとなる発言は見られない可能性が強く、有っても、釘では無く針をさす程度かと思われます。

 そう考えると、今日は安値を買ってレンジを楽しみながら伸ばすと言うトレードが良いような思いで見ています。