FXトレードは作業なのか

 [2013-4-10] 本日は、自分の持っているポジションが目標に達せず、さらにやり切れないレンジの中でジリジリと睡眠時間を削られているので、「FXトレードは作業なのか?」と言う少しコラム的な内容を後半で紹介しようと考えています。

 私は、宣言通りにドル円相場に対して売り向かっている訳ですが、正直月曜日の損失を取り戻せておらず、昨日はポジションを刈られる事も無く、利益確定する事も無いまま1日が無情にも終わっています。

 これもそれも「長めの仕込みをやりたい」と言う私の強欲からくるものなのですが、一度冷静になってドル円4時間足で相場を追いかけてみたいと思います。

2013年4月10日ドル円4時間足

 さて、上のチャートはドル円の4時間足に対して、色々と作画したものですが、個人的に破って欲しいレンジ下限と言うのは緑のラインで挟まれた下側の線です。

 そして、そのレンジブレイクを誘発した事により、利益確定の目標としているのが白いラインです。

 正直なところ、今週は大きな窓が月曜日に開き、そのまま窓を埋めずに相場が推移しているのですが、このパターンは週末にかけて窓埋めが行われる事がしばしばなので、それを期待しているのもあるのですが、正直なところ、今日落ちなければ、達成までの道のりが少し遠すぎるように考えています。

 マーケットは99円から100円ブレイクを期待して高値追いを期待するロングが、98円台で入ってくる一方、99円台では本邦系の企業からの売りなどが散見されると言うサンドイッチ状態となっており、ファンドが仕掛けても動かない壁がある事が考えられます。

 チャートのトレンドからは、赤いラインで「日銀による異次元の金融緩和」を受けての短期上昇派は終了した事が分かるのですが、この後フラッグ傾向になるようであれば、正直なところ睡眠時間が少なくなり、週末はイライラしながら相場展開を追う事になってしまいます。

 高値を追う展開となるのであれば、99.5辺りからは短期的にガッツリと売ってみても良いと考えているのですが、それは多くの投資家が99.5の壁ブレイクに対して100円に迫ると言う意識が非常に強いため、ポジション調整を行う人たちが出る事が考えられるからです。

 既にショートの95.5のストップを巻いているので、個人的な願望では下ですが、このようなレンジになった場合には祈りながら(笑)と言うのが基本となってくるでしょうか。

 上にブレイクに来た時には、短期でバチバチに10~20pipsを狙うトレードで入って見るのも面白いかと考えていますが、下に来た場合には突っ込み売りに躊躇するため、売りポジションを現在握ったままと言う事になっています。

FXのトレードは作業では無いが行動は作業

 良く、知人の兼業トレーダーから聞かれるのは、「ルールに従ってトレードしているのだからFXトレードは作業みたいなもの?」と言う質問です。

 何処でそう言った知識を得てきたのか分かりませんが、「投資雑誌やホームページにそう言った事が書いてあるのだろうか?」と思いながら、私は「トレード自体は作業じゃないよ」と答えています。

 これは、なぜか?と言うと、トレーダーによって違うと思うのですが、例えばテクニカル1本でトレードをしている方の場合、チャートでオシレーターやテクニカル指標の動きによってポジション取りをするかと思います。

 しかし、私の場合にはファンダメンタルズが8割で2割がテクニカルと言うトレードを行っているので、基本的にチャートを見ていると言うよりも、ニュースや発言などをずっと読んでいるからです。

 その結果、トレード戦略を立てて、マーケットの動きに対してテクニカルで美味そうなポイントを探しだし取引すると言う流れなのですが、トレードと言うものをこの一連の工程全てだと考えると、トレードは作業感は全く無く、つねに新しい事をしている感覚があります。

 しかしながら、私自身の行動は作業化されているのは事実で、睡眠時間は2時間を2~3回に分けて取る事が多いのですが、起きた後はレートを見てニュースを見て、その後、コーヒーなりを作り、パソコンの前でまたニュース。

 この作業工程で「コーヒーが飲めていない」と言うような場合は、マーケットが大荒れの時で、私が負けている時と言うことになります(笑)。

 このように、私の場合にはトレードを作業化させようとする事ができなかったため、常に新鮮な気持ちでマーケットと向き合えると言う利点はありますが、同時に常に「マーケットに付いていけない自分の影」に対しては大きな恐怖を持つことになっています。