オジに引かれるドル円
正直オーストラリアドルが落ちた事には安心している
私のブログを日々読んでくださっている方はお気づきかと思いますが、最近、度々友人らとの会食を持つ場が増えているのですが、そこでは、職業柄も有りますが為替の話・将来の相場の話となる事が多々あります。
そこで、話題に上るのオーストラリアドルの話です。
数千万単位での長期運用を考えている知人がおり、酒の話の流れとはいえ、私に対して「オーストラリアドルは今買っても良いかな?」と聞いてきました。
その時のオーストラリアドル円の相場は99円30銭辺りと、ドル円のオーバーシュートを考えていた私は、「いや・・レバレッジは低い設定で入るのは分かりますが、私ならもう少し待ちます」と回答しておりました。
知人は、金は有っても投資の知識が余り無く、損失について詳しくは聞いていないものの、株では1000万単位の負けがあるような話し方をしていました。
そこで、為替を主としている私に興味が有り、話しかけてくれたのだとは思いますが、数千万の投資話となると、酒を飲んでいたとはいえ、さすがに緊張しながらの返答となりました。
知人は、円安に振られて100円のストップを刈り取る位置までのホールドして、その後は順番にポジションを切り離すと言う話をしておりましたが、その時に私が話したのは私の投資に対する考えでした。
もちろん、「自己責任で」とは話しておりましたが、まず一番大切な事は、「絵」を書く事。
良くVシネなどで使われる言葉ですが、自分が為替相場を動かす権利を有していた場合に、どのようなタイミングで売り仕掛けを行い、どのようなタイミングでそれを巻き戻すか?もちろん買いの場合もです。
それらを想定して、利益確定をする予定のラインに対する自分のポジションに対するリスクの整合性の確認。
簡単に言うと、上がる相場を想定するなら「なぜ上がるのか?」と言う材料を集めて説明できること。
実際に相場が上がった場合にどのような行動を取るのかを想定し、利益確定ラインの設定と、その時得られる利益に対して原資に与える影響は釣り合っているか?を確認。
もちろん、最大損失からの利益に対するリスクアンドリワードの設定も大切です。
最低限、これらの事を行ってからポジション取りをするのが普通で、ポジションを持ってからあれこれ考えるようなら、無駄な気苦労をするので止めておこうと言う投資ルールです。
ここまで話した時、知人は「なるほど!でも待てよ!それだったらいつまで経ってもポジれねぇ~じゃね~か(笑)」。
こんなやり取りが有った訳ですが、その時に、オーストラリアと中国の状況、スティーブン総裁の発言なども少し偉そうに語っていたので、正直オーストラリアドルが落ちなければメンツが保てないな(笑)と思っていたのですが、ようやく落ちてくれたオーストラリアドル円を見て、正直安心しています。
さて、今後の相場も目が離せませんが、とりあえずは、自分の想定を信じて本日はドル円の買いで待ってみたいと考えています。
[2013-4-1] 本日は思わず「おい!」とツッコミたくなる相場に困惑しています。
朝から上窓だと分かったので、とりあえず持越しポジションが先週までのブログを読んで頂けると分かるように膨らんでいたため、半分決済をして後は伸びるのを期待しておった訳ですが・・。
中国PMIの結果にオーストラリアドルが後ろ髪を引かれてさようならと言う展開となっています。
利益確定をしていない残ったポジションは陰線に持って行かれてしまう格好で、現在は93.75下抜けをバックにした買いポジションを新規建てで保有していますが、これも憤然の灯と言ったところでしょうか・・。
さて、このような相場展開になっている事について、駆け足でドル円4時間足のチャートパターンでみていきたいと思います。
ロングを私のようにホールドするのであれば、現在付けようとしているローソク足に注目して、実体の大きさを見ておくべきチャートパターンになっています。
ここで実態が大きくなって陰線が確定した場合、次の4時間はブレイクタイムとなり下値探りを行うのではないか?と言う推察の元、陰線の実態が大きくなったところで更にロングし、下髭となる事を期待します。
つまりは、この4時間、もしくは次の4時間で一定の勝負が分かれるパターンとなる訳ですが、こう言った事を短期足でも見ながら追いかけていくと、チャートが面白くなってきます。
また、もしも今の4時間足が大き目の陰線となった場合、次の4時間足の陰線はさらに大きな物を想定しておくと、底値を掴む時とエントリーの材料となりやすいように思います。