ノートレードとなる日の憂鬱

 [2013-4-25] 昨日は、狭いレンジ内での攻防で、私としては苦手な相場展開で有った訳ですが、既にショートを積んでしまっている事も有り、「もう一歩伸びれば売り」と算段していたのですが、それも叶わずに久しぶりのノートレードとなっています。

 ノートレードについては、後半で少し書いてみたいと思うのですが、ドル円相場に早速話を持って行きますと、やはり100円の壁は大きいと言うのを顕著に感じる事ができる相場のように思います。

 今日は前置きは短めにして、まずはドル円相場をいつものように4時間足で見ていきたいと思います。

ドル円2013年4月25日チャート4時間足

 上のチャートを見て頂けると分かるように、直近のレートは下げ始め、私がブログの更新を始めると直ぐに相場が落ち始めると言う展開に、慌てて更新作業をしている様子を、ご想像して頂ければと思います(笑)。

 次に、色々とラインを引っ張っていますが、全体的には日足レベルでのダブルボトムを示唆させる展開に向けて相場が動き始めている可能性を考えてのラインとなります。

 100円を突破した場合には、全てのラインは再度修正する必要が有りますが、100円付近では輸出の売りやオプションのバリア、さらには投機筋の売りなど、大量に置かれている事が想定されるので、やはり一筋縄ではいかないだろうと考えています。

 また、昼過ぎ辺りには、ロングを持っていた投機筋から100円を目途として握っていたポジションを諦め、利食いに走ったと言う話も聞いています。

 そう言う意味では、梯子外しが行われる可能性も否定できないので、私としては「してやったり」と言った流れが出始めています。

 しかしながら、生保から、外債の購入等の話が昨日出ていましたが、これらの玉が4月だと言うのに余り動いていない点にも同時に注目をしており、これらが動き始めると、相場が一転してくる可能性もあるので注意しておきたいところです。

 想定為替レートを見ていますと、日本の代表する生保は、今年のドル円の値幅について80円台を想定している事もあり、90円を割れるような展開となれば、非常に強い買いが入る事を頭に入れておく必要が有りそうです。

 今日の動き的には、NY引けには明日の日銀会合に向けての海外勢からの期待買いが先行する事を想定していますが、この強さについても、悪魔で期待と言う意味での買いですので、99円後半にまで上げて来るならば売りを考えています。

 また、98円のミドル辺りでは、それなりに買いが入るであろうと考えて、短期的にロングを見てみる事も考えています。

ノートレードの日ができると本当に憂鬱

 さて、後半に本題を持ってきたいと思いますが、今日はノートレードとなった日についてなのですが、私の個人的な意見としてノートレードとなる日が出ると、かなり憂鬱になってしまいます。

 良く、雑誌や本などでは、「ノートレードの日を作る事」などと、有名なトレーダーの方々が言っていますが、正直ノートレードの日を作ってしまうと、「リズムが崩れてしまう」事が怖くなります。

 例えば、私の場合、10連敗するよりも、10連勝する時の方が恐怖を覚えるのですが、不思議な物で、勝率の低いトレードをしていると、ノートレードにより、次の相場に入っていくタイミングを失ってしまうのです。

 何を言っているのか、理解不能の方もいらっしゃると思いますが、例えば、ノートレードとなる日と言うのは、自分が想定したところまで相場が動かないか、もしくは、今回のように既にポジションを抱えてしまっていて、無理なトレードの必要が無い場合の2種類となるわけですが、このどちらの場合においても、自分の相場の見立てが外れているように感じてしまいます。

 自分の中では、「ここまで相場がこないからトレードができないのだ」と言い聞かしている訳ですが、本質は、なぜそこまで相場が行かなかったのか?を確認する作業に有ります。

 つまりは、自分の想定した相場に対して、ポジションを持っている事からの「甘え」が何処かに有ったのでは?と悩む訳です。

 特に私のような小心者のトレーダーの場合には、何かしらの言い訳を直ぐに考えてしまうもので、トレードができなかった事に対しても理由を勝手に作って自分を正当化してしまう傾向にあります。

 そう言った事を考えていると、ノートレードの日と言うのは、憂鬱になってしまうんですよね・・。