時間軸とエントリー

 [2013-8-23] 何と!先日メールを頂いた方、Kさんから再度ご連絡を頂きまして(ありがたや~)、友人の方々にも私のブログを紹介して頂いたそうで、プレッシャーに押し潰されそうになっております(笑)。しかしながら本当にありがとうございます!!

 95%辺りが、私の友人や知人ばかりが読んでくれているのかと完全に思っていただけに、正直、今日は緊張しております(笑)。

 さて、話はマーケット関連に戻させて頂きますが、先日のメール内にて幾つか質問と言いますか“ブログのネタ”を頂きまして(笑)、その話題について取り上げてみたいと思います。

 今日は、その1つ目のブログネタについて、「回答」と言うほど素晴らしい物では有りませんが、書いてみたいと思います。

 質問は私自身のトレード「トレードでのエントリーに関する時間的概念」についてです。

エントリー時の時間的概念

 まずは、質問の内容についてですが、質問は「私がエントリーをする際に時間という概念(ホールド時間を決めている,日はまたがない等)を元にトレードしているかどうか?」と言うものです。

 まず先に、私の個人的なトレードに関する回答から紹介すると、答えは「YES!!!」です。

 私は、基本的に週マタギとなるようなトレードはしないのが基本で、長期保有を意識的に行っているポジション以外は99%その週の間に決済をしてしまいます。

 これは、週をマタイだ事により、“痛い目をした事が有るから”なのですが、週明け窓で一気に大きな損失を出してしまうと、立ち直るのに数日掛かってしまいますので(涙)、損失を出した週は“やる気ゼロ”になってしまうので、余りにも自信が有って含み益が200ポイントほど出ているケースで、さらに、まだ余地が有るケースで無い限りには持越しはしていません(あっ!!2年に1回くらいお酒で倒れてしまい週末ガタガタ震えている事は有ります(笑))。

 日をまたぐと言う事になると、日本時間の0時や、NYタイム終了後のFX会社のメンテナンス時間等になるかと思いますが、この時間はトレードによってはガンガン持越ししています。

 さて、これまで日をまたぐ事について紹介してきましたが、恐らく知りたいポイントと言うのは、こう言ったものでは無く、「時間軸におけるエントリーの保有時間」と言った事になるだろうと想像しますが、先日のチャートを見ながらもう少し時間軸とエントリーについて私なりの考えを紹介してみたいと思います。

ドル円2013年8月22日チャート4時間足

 上は、先日の私のドル円チャートですが、現在のマーケットを考えると、上値は全てブレイクされてしまっており、唯一機能しているポイントと言うのは、「マクロ系ファンドの買い上げ」くらいでしょう。

 ただ、このマクロ系の買いは、ファンダメンタルズの向上を意識しての買い(FOMC議事録を受けて)となり、基本的にはライントレードを行ってくるため(一定範囲内の価格での買い)、今回のケースですと下げようとすれば“シツコイ買い”が発生する可能性がある事が予見できる事でした。

 チャート的にも赤いラインをブレイクした事も有り、結構目立った買い入れが有ったようにも考えます。

 そんな中で、先日のブログ内で書いていますが、まずは98.3売り持ちをし(98.3の本邦系の輸出売りの壁を意識して逆張りにてエントリー)、半分利食いで残りは刈られるパターンになったのですが、それはポジションを持った時点では30分足でのエントリーとなっていますが、4時間の時間軸でもキーポイントとなる可能性が高かったので半分はホールドとなりました。

 その理由は、NYタイムにかけての日本時間全否定による大型陰線付きのケース(4時間足ベースにて)があったからです。

 日本時間全否定の4時間足ベースでのポイントとなると上手く行けば150~300ポイントほど狙えるので(今回のケースでは96円台辺りまで)、20~30ポイント既に益が出ているポジションが「刈られるまでは狙っても良い」ように考えました。

 つまりは、「損小利大」の考え方からですね。含み益は益では無いので、はまれば鬼ホールド状況できるチャート先端でのショートになる可能性を考えておりました。

 ただ、残念ながらそのショートはあえなくストップに巻かれてしまい、こうなってくるとロングをホールドしていない自分の下手さ加減を恨みに入るのですが(笑)、次のタイミングとしてオレンジのラインが出てきます。

 このオレンジのトレンドラインは、日ベースでのトレンドラインで、こう言ったトレンドラインが短期相場で見ていて簡単に上抜けるようなケースは、指標や発言によるサプライズ、または事件事故しかないので、厚めに一気に売りを掛けてみます。

 この時の考えは、長期テクニカルポイントでエントリーしていますが、気持ちは短期トレードになっています。

 すると案の状、落ちてくれたので全面食いに掛かり、たまたま、更に上昇してきたので再度売り、98.80辺りで次は小さめに短期ダブルトップを意識しての売りかけを行いました。

 短期ダブルトップのネックラインは98.5辺りになっているので、このラインを底抜けする事を考えての売りで、この場合、ネックブレイクをしていたならば、日足チャートではトレンドライン反発になる事が考えられるので、そうすると数日間落とすであろうと言う事を考えの週マタギショートの可能性も有りました(刈られましたが(笑))。

 と、とりあえず昨日の私の全体的なトレードは、こんなところですが、エントリーした時点で、基本的には時間軸が決まっており、半分残すケースと言うのは、何らかの長めの時間軸での反転ポイントとなっているケースで、短期エントリー分の益はしっかりと確保した上で、時間軸ベースによって行動を起こしていきます。

 例えば、4時間足レベルでのレンジブレイク等が起こった場合、次の4時間は、トレーダー達の勝負ポイントとなるため、全否定になるケース、もしくはブレイク方向へさらに進むの2点がほとんどとなります。

 と、するならば、4時間ベースのチャートを見て、30分ベースのポイントでエントリーをしているので、折角次の4時間は同じ方向へと振れる可能性が高いのに利食いを掛けてしまうと勿体無いですからね。

 そう言った意味でのチャートベースでの時間軸を使っています。

 また、マーケットタイム、日本の仲値やロンドンフィックスなどですが、そう言った世界の時間軸についても“かなり意識して”見ているのですが、余りにも長くなってしまい退屈なので、今日はこの辺りまでで、時間軸についてのお話は終了させて頂きたいと思います。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はいつものようにドル円の4時間足チャートについてです。

ドル円2013年8月23日チャート4時間足

 これも時間軸の話になってしまいますが、現在の私は99.07にて売り持ちですが、これも日足レベルのトレンドラインブレイク失敗のケースでは伸びる可能性のあるポイントとなります。

 エントリーは30分足レベルでの短期ダブルトップを意識した売りと言う事になりますが、底抜けが起きれば週末と言う事も有りますし、手仕舞い売りが入る事が考えられるので、一度売ってみても良いポイントだと言う判断から入っています。

 上値を抜けた場合にも、何処かで売りを入れておくと手仕舞いと交錯してくると考えており、99.5までのストップを全て刈り上げるので有れば、その先が手仕舞いポイントとなってくるポイントとも言えるため、その辺りの99.6が面白いポイントと言えそうです。

 ただ、全てのポイントを刈り上げた場合には、日足トレンドブレイクが意識されるため、“持越しは無い(短期トレード重視)”と言うのが今の考え方となっています。