来週の雇用統計後の相場

 [2013-8-4] 本日は日曜日と言う事で週末恒例の「来週のマーケットを1人考えてみよう」と言う事でFXブログを更新していきたいと思います。

 まず、来週を考える前に、やはり先週のマーケットについて少し考察を行っておきたいのですが、以下が先週末、金曜日の雇用統計発表前に私が書き込みを入れたチャートです。

ドル円2013年8月2日チャート4時間足

 ダブルボトムのネックラインをブレイクして、その到達予定である99.2もブレイク、つまり、オーバーシュート気味に推移していた事が分かるチャートとなっていました。

 ただ、上値では100.2以上になると、日本の輸出関係からのドル売りオーダーが散見され、その手前には海外ファンドからの売りが入る事が想定されていましたが、雇用統計と言う大型指標が待っていたため、そう言った想定を元にした売りを入れる事ができず仕舞いと言う形となりました。

 さて、そこで来週のマーケットについて考えていきますと、週末中国から非製造業PMIが発表されており、数値は前回値+53.9で有ったのに対して、結果+54.1と少し強めの数値が出ています。

 そのため、週明け、オーストラリアドルについては少々強気で推移してくる可能性も否めませんが、やはり中国の場合HSBCの指標を優先して見るべきだと考えているため、サービス関連とは言え、10:45に発表予定のHSBCサービス業PMIがあるため、動いても窓空き程度かな?と考えています。

 また、先週末に米政府により発表されていた「テロの発生の可能性」についてですが、基本的に米政府が発表を行うと何も発生しないと言う流れがこれまで通りの流れとなる訳ですが、現在アメリカが大きく揺れているスノーデン氏が告発した国家安全保障局(NSA)とアメリカ政府による情報収集活動についての警告を込めるとするならば、NYタイムは要警戒となるように考えています。

 要は、「世論の流れを情報収集活動が必要」と変更する必要があるのであれば、できるだけアメリカ時間が夜では無く日が昇っている時間が勝負になるような予感はしています。

 悪魔でこれは予想でしか無いので、そんな予想を元にポジション取りを先に行う事は無いのですが、急にドル円が打ち込まれる展開が起こったならば、それは、「テロかな?」と瞬間的にイメージするために想定しております。

 その他、注目材料を挙げると、やはり週末に予定されている中国のCPIが気になるポイントで、インフレ上昇が鮮明となってくる結果が出たならば、その時には「いよいよ、近づいてきたのか?」と中国バブルについて想像しておく必要がありそうです。

ドル円4時間足のチャート

 次に現在、週末時点でのドル円チャートについて適当に目途を付けてみましたが、やはり米雇用統計の結果を受けて下押ししたチャートはまた下値を押したいような宙ぶらりんの位置でストップしてしまっているように考えています。

ドル円2013年8月4日チャート4時間足

 98.5は大型のストップオーダーが入っているようですので、ファンド関係からするとやはり狙ってみたいポイントとなっているように思います。

 98.5のストップを巻けば今度は98円や97.5円と言ったポイントが見えてくるとは思うのですが、97.5からは輸入系の大量のドル買いオーダーが並んでいる事を考えると、その手前の97.6辺りまでが1つの下押しの目途であるようにチャートからは見えてきます。

 上値ブレイクをするには、赤いトレンドラインが重しとなっているので、そこを狙った上昇を仕掛けてくる事が想定されますが、現在の上値は98.8辺りとなり、100円をバックに売り込んでくる人たちも居る事で“かなり重い感じ”はしています。

 基本的に、レンジ相場を想定して攻める事がやり易いのでは?と踏んでいますが、日本時間は五十日となっている事と、米株が強気に推移したので、日経持ち上げと、特にドル需要が出やすい月頭となっているので、日本時間に上げるなら売ってみてから戦略建てを行う事を考えています。

 さて、本日は、こんなところで終了させて頂きますが、また明日からがんばっていきましょう!