ドル円のポジション調整法
ドル円4時間足のチャート
さて、後半はいつものようにドル円4時間足チャートです。
特にポイントとして挙げるところとしては、わざわざ言う事も無いとは思うのですが、本日の高値をブレイクして97円に突っかける展開となるのであれば、かなり強気の相場が想定されるチャートになります。
しかしながら、底固めとして、ダブルボトムへの意識が強くなる高値圏でブレイク失敗を起こしているところもポイントで、売り手には売りやすい相場、買い手には底値付近で買いたいチャートに見えている事が想定されます。
あとは、中国指標次第と言ったところになりますか・・。
[2013-8-9] 先日は、「ドル円を買ってやろう」と言う話をしておりましたが、96.00円前後で買い、その後、下抜けでポジション調整、さらに95.8まで落ちたので、95.834にて成行きロングを入れて、利食いは100ポイントの96.85で半分食いとなっています。
ポジション調整にて、少し損切りはしたものの、比較的玉が大きかった分だけ先日のストップキッカリで刈り取られたポジションの数倍程度の利益を出す事ができました。
まずは、先日、急に動き出したマーケットに対して、チャートには余り書き込んでいませんが(書き込む時間が無かった)ドル円の4時間足を紹介しておきます。
基本的に、流れとしては96円に突っかけた時点で95.90にストップを観測したため、調整を済ました後で、“95.90を割り込んだら買いを入れてやろう”と言う事でしっかりとした買いを入れました。
後は、寝ているだけのお仕事となった訳ですが(実際は寝ていません(笑))、やはり、本日は五十日のスポット日となる事と、陰線が連発しているマーケットに対して“待った”と言う意味も有る買いがNYタイム後半に入る事を考えたのでしょう。
後は、96円台となると、やはり輸入からの買いが盛んに持ち出されており、マクロ系の買いもあったため、底堅く推移したと言ったところでしょうか?
次に、ポジション調整の方法についてですが、ドル円の大きな特徴として、大台(キリ番)を割り込む際(96や97と言った切りの良い数字)、「少なからず戻りがある」ため、例えば、昨日の例ですと、96.05辺りで持ったポジションのストップを95.90と設定しておき、96円が割れた時点で、飛び乗り追加ロングを入れます(95.94)。
その後、戻りが有り96円に乗った時点で、96.05で持ったポジションはリスクが大きくなるので損切りをかけます。
後は、95.94ロングとなった訳ですが、その後、95.90のストップが観測されたので、95.90のストップを割り込んだら“勝負”と踏み、95.94ポジションはホールドしたままで、分散の頭に持って行きました。
その後は、95.80辺りまで押したのを確認して、95.83にてロング、さらに追撃で95.85、95.88、95.89と入れていき、95.94まで上がったところで、95.94は損切り、残りの4つのロングポジションをホールドとなり、後は、96.85で上の2つである、95.88、95.89を利食いを掛けた次第です。
こう言ったナンピンにも取れるトレードをするのは、余り無いのですが、先日は少し“抜けない”と言う自信が有った為、強気にバンバン入れてみました。
ポジション取りを分散で入った一部と考える事で、ポジション調整が比較的に上手く行く事もあるので、こう言った流れになった場合には、落ち着いてポジション調整による資産の推移にだけ目を配るようにしています。
もちろん、下抜けが起こった場合には、損失が出るのは間違いないのですが、それぞれに、キッチリとストップが入っているので、そこまで大きな利益を失う事も無いので、やってみる価値はあるかと思います。
また、話をマーケットに少し戻すと、この後で中国指標が発表される予定が有り、弱い数値が出るとの見方が出ていますが、この数値が弱い結果となるならば、株式の崩れからドル円相場が下押し、先日の安値更新と言った事も考えられるので、じっくりと見極めていきたいと考えています。