CPI発表後のドル円相場

 [2013-8-16] 一年以上、毎日FXについて書いてきた、FX-ファイブのブログですが、もしかすると書くのを辞めるかも知れないので本日は冒頭で紹介させて頂きたいと思います。

 色々と考えてはいるのですが、現在、金融関係で働く友人(日本では無いので安心してください(笑))から連絡を受けて、こっちにも情報を回して欲しいと言う誘いを受けております。

 昔から大変お世話になっている友人なので、正直、「こんなFXブログで良いのなら(笑)」と言ったところなのですが、そっちにも私のマーケットについて考えている事を書くとなると、さすがに時間が無くなってしまいます。

 まだ、どうするか決めていないのですが、要点だけまとめてメールで送るなどの方法も有りますし、ブログを閉鎖して友人方面だけに切り替える?、折角ここまで一年以上続けてきたのに勿体ないな・・などと言う葛藤が起こっております。

 まだ、どうするかは決めていないのですが、もしかすると突然FX-ファイブは終了なんて言う事もあるかも知れないので、先に報告をさせて頂きました。

 さて、話はマーケットに移りまして、昨日私が作成したチャートを見る事にしてみましょう。

ドル円2013年8月15日チャート4時間足

 上のチャートを見て頂けると分かるように、特に材料が無かった(笑)と言う事が分かります。

 それも先日発表が行われた「米CPIの結果が全てを物語るだろう」と言う思いが有った為ですが、数値は、米CPI、予想+2.0%結果+2.0%、米CPI、予想コア+1.7%結果+1.7%と、どちらも予想通りの結果となりました。

 しかしながら、CPIが2.0%となり、前月の+1.8から0.2ポイントの上昇と考えると、インフレ傾向が進み始めている事が分かります。

 このCPIもそうですがCPIコアの1.7と言う数値は、先月鈍化しかけてCPIコアに対して反発を意味するような数値となっています。

 FRBはCPIコアが伸びてこない状況を見て、デフレになるのでは?と言う見通しを発表した事により、強い円買いが発生した流れがこれまでにある事を考えると、若干ですが2.0へと近づいた状況を見て、マーケットが上振れしたことが考えられます(もちろん、雇用系指標の数値が良かった事もその要因)。

 さらに、CPIが2.0と言うのは、今年の3月以来の数値と言う事もあり、エジプト情勢によって原油だから続いているとはいえ、それが家庭を直撃している事は間違いないと言ったところでしょう。

 そう言った意味を考えると、やはり今年の9月辺りにQE削減が有ったとしても、「それは当然の流れだ」と見るトレーダーも多くなり、ドル買いへと流れる動きと言うのは、やはりシナリオとなってくるように考えています。

 その流れを象徴するのが、米国株と米国債の動きで、共にQE削減を織り込みにかかるために先日はどちらも売りに押されています。

 この流れは、やはり来月QEが削減される事に対する反応だと考えられ、そう言った意味では現在のドル円の位置からすると、少し低いようにも思えます。

 そう言った考えの元でトレードするならば買いで攻めたいところではあるのですが、やはり先日の指標後の動きを見ていますと、売りたい人が沢山いるようで、上値は重いので、上値ストップを98円程度まで巻いてくるならば、軽く売り込んでみようと考えています。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はいつものようにドル円の4時間足チャートです。

ドル円2013年8月16日チャート4時間足

 本日は、特に書く事も無いのですが、とりあえず、今の水準より上に掛けてはストップが観測されているので、上抜くならば98円を突破した辺りまで雪崩れ込んでくる事を想定する必要が有り、下値は97円付近にストップ観測があるので、97円ブレイクをしてくるようならば、96.8より下で買いと言ったところで反転を期待したい形になっています。

 また、先日のCPI指標発表後に付き上げたドル円ですが、その後、力なく打ち込まれる形となりましたが、この流れを米国債の利回りによるものだとするならば、戻りが鈍かったポイントなどを考慮すると、少し輩さんが出てきているようにも感じています。

 変なストップ刈りトレードが起こりやすい展開ともいえるので、短期的にエントリーをする際には注意をしていきたいと考えています。