月曜日のマーケット動向

 [2013-8-19] お盆・週末も明けて、いよいよ8月終盤に向けたマーケットが始まっていく訳ですが、9月まで、まだ2週間を残していると言う点を考えると、今週のマーケットは方向性を中々見つけづらいと言うのが本音なところです。

 しかしながら、レンジ幅が徐々に狭まりつつあるドル円に対して、ストップは溜まっていく一方だと考えられるので、ここ数日目立ったストップ刈りが出ていない事を考えると、そろそろ、それなりにレンジ幅を広げる動きが出始める事にも留意しておく必要があると考えています。

 まずは、先日のドル円日足チャートを見ながらマーケットを見ていきたいと思います。

ドル円2013年8月18日チャート日足

 上のチャートは先日、私が作成したドル円の日足をベースにして作ったドル円チャートなのですが、上下には緑色の本邦からの輸出系・輸入系参入ラインが入っている事が分かると思います。

 このラインよりも手前にて、マクロやファンドが、輸入・輸出の需要を引っかけないようにしてトレードをしているので、現在のような値幅の浅いマーケットで行ったり来たりとしているのが現在の状況にあると考えておくべきでしょう。

 しかしながら、先にも紹介したように、このようにファンドが参入ライン手前で売り買いをしてくれているお蔭で、投資家のポジションは溜まっていく一方で、このストップ刈り上げには十分注意しておく必要があると考えています。

 次に、まだ今週は全く関係無いのですが、上下には赤色のトレンドラインが走っており、このトレンドラインが現在のトレードの上値下値を支える目安となっています。

 上値の場合には、“短期的にも高い確率でサポートを受ける”事が想定されるので、上に来た場合には、ここぞとばかりに短期・中期辺りを目標にポジション建てを作って行く事で、利益を狙っていく事を考えています。

 下のトレンドラインの場合には、現在の材料が、エジプト、そしてギリシャと危険なネタが幾つかありますが、その材料が爆発した際の米国債相場にも気を配りながらトレードをしていくつもりです。

 先週の木曜日でしたか、ドル円が下押した際には、米国債の反転が有ってからしばらくしてドル円が戻ると言う展開が見られています。

 最近のドル円は、基本的に一方向に進んでみてから(ストップ刈りをしてから)、米国債が付いてきていない事を確認する事で、弱気となり、一気に米国債の動きに付いて行くと言う傾向が散見されています。

 そのため、下のトレンドラインを引っかけそうな場合には、米国債の動きを考慮しつつトレンドライン近辺でロングを打つと、比較的容易なトレードができるのでは?と考えています。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半ではドル円の4時間足チャートを紹介しておきたいと思います。

ドル円2013年8月19日チャート4時間足

 基本的には、朝からそこまで目立った動きが無いのでチャートは変わっていないのですが、4時間足レベルでの短いトレンドが発生し、小さな三角持合いの形を作っている事が分かります。

 この抜け方次第で、だましやブレイクには注意をしながらトレードをしていくのが本筋となってくるとは思うのですが、個人的には、形状から見て、下方向へのブレイクのがやりやすいかな?と想定しています。

 下方向へとブレイクが行われた場合には、緑色のラインがダブルトップのネックラインとして機能する可能性、または抵抗ラインとして、さらに三尊を作りに行く可能性があるので、下ブレイクの場合には97円辺りが一定の目途で、97円カット手前、カット直後が参入ポイントだと想定しています(ストップも狭いですし)。

 とりあえず、本日は指標からの材料よりも、やはりマーケットに関するニュースにて振れて来そうな感じがあるので、後はニュースには注目しながらみていこうと考えています。