警鐘を鳴らすトリプルB

 [2013-2-26] 今朝方からイタリア選挙を発端とした、大きな為替変動が起こり多くの方が損失を出しやすい相場展開となりました。

 ○○ショックと言えば、リーマン、ドバイ、ギリシャと有った訳ですが、今回の動きは欧州発と言う事で、どちらかと言うとギリシャショックに近い動きでしたが、ギリシャショックの場合には、これに加えて「誤発注事件」が絡んでいるため、「正直こんなもんか」程度の相場だったと私は考えています。

 利益は、1日ベースのデータで言うと、ここ数か月間で最高の400pipsを超える事になり、まだ、昨日の94.502ショートは打ち込んだままとなっているので、含み益ベースでもそれなりに残っている状態です。

 先週から警戒していた通りの結果となった事で、ショート打ち込み、利益確定、底値買い(90.92ロング)、反発利食い(92.20)など、理想的なトレードができた訳ですが、恐らく私のブログを読んでくださっている方も、今朝は大きな利益が出たのでは?と思っています。

ドル円8時間足チャート2013年2月26日

 さて、上はドル円の8時間足チャートとなっていますが、動きとしては、チャートのセオリー通りの流れになっていると言えます。

 取引時間外に付けた高値が、95円の少し手前だった事を考えると、ギリシャショックと面合わせと言う事もあり、「10円くらい落ちろ!」と言いたいところでしたが、結果は希望の半分ほどとなりました。

 落ちるスピードの加速感も余りなかったので、90円台で勝負してやろうと勝負に入った一発目で勝負が決まってしまい、少し物足りずに追撃買いの展開となりましたが、個人的にはまだ円高方向へと動くことを想定しています。

 さて、話が飛び飛びになりますが、今日のタイトルである「トリプルB」これは、もしかするとこれから流行る言葉となるのかも知れませんが、相場を不安定にさせる「トリプルB」と覚えておいても良いかも知れません。

 これは、格付け会社による「トリプルB」では無く、「バーナンキ・ベイナー・ベルルスコーニ」のそれぞれの頭文字を取ったトリプルBです。

 今日はまだまだ、大量に売りつけているので簡単に書きますが、この3名の名前が登場すると相場は円買い方向へと動きやすくなります。

 それは、市場に対しての不安定材料を彼らが運んでくる訳だからですが、昨日はベルルスコーニが切っ掛けとなりましたが、本日はバーナンキ氏の出番が予定されています。

 さて、ターゲットは89円ですが、ギリシャの時を考えると、今朝の動きが予行演習で、今日が本番と言う事もありますので、十分ポジション取りには注意したいと考えています。

暴落時に簡単に底を見つけるロング

 万が一のために、簡単に暴落時の反転ポイントの見つけ方を簡単に書いておきたいと思います。

 現在も相場が神経質となっているため、私も手が離せないので詳しくは書けませんが、暴落時には以前書いたような数字が意識される事があります。

 特に人間が必死になるとその傾向が強く、例えば「8」や「2」と言った数字に注目してエントリーをします。

 もし、本日も暴落が起き86円まで落ちた場合、87円辺りから上下ラリーが始まって、87円を割った瞬間に買いが入り、後でいくらだったか見ると「86.8」なんて言う数字になっている事が良くあります。

 86.8を抜けると86.2まで一直線何てこともあるのですが、それも.50のストップをカットした流れも有ると思いますが、いちを頭に入れておくと暴落時に底ロングを決めやすくなるように私は考えています。

 しかしながら、暴落時の逆張りは、大きなリスクを含んでいますので、十二分に注意をしてください。では、今日は時間が無いのと、寝不足なのでこの辺りで相場へと戻ります。