ドル円と移動平均線
ドル円30分足チャートに入れた移動平均線
では、本題の移動平均線、今回はEMAを導入したドル円の30分足チャートで、移動平均線が抵抗となる事を確認して頂きたいと思います。
移動平均線の使い方にはゴールデンクロスやデッドクロスなど、様々なテクニカル面での売買サインが発生するものと考えられていますが、私の場合の移動平均線の使い方は悪魔で抵抗と形状のみを見ています。
しかしながら、FXを始めたばかりの方や、初心者の方にとって、いきなり私の使い方を見るよりも、基本的な移動平均線についての知識を得る事の方が重要だと思います。
そこで、まずは「移動平均線(Moving Average)とは?」や「移動平均線を使うチャート分析の基礎」などで、基本的なところを身に付けて頂いたあとに、「こんな使い方もあるのか・・。」程度に思って頂ければと思います。
私は移動平均を使う場合には、MA、単純移動平均線では無く、EMA、指数移動平均線を好んで使っています。
その理由は、反応が非常に速い事と、短期売買においては単純移動平均線のような緩やかなカーブではついていけない事が多く、急激な相場の変動、特にレンジ内で上下に強く振れる場合には、移動平均線が重なって終わりとなってしまう事が散見されるからです。
その辺りにも移動平均線のパターンがあるのですが、今回は上のチャートで、黄色は期間100本のEMA、つまり100EMAと、白色は期間200本の200EMAを表示しています。
このどちらのEMAも非常に役に立つEMAなので、私は特に重宝しているものなのですが、上のチャートを見て頂きますと、このEMAが大きな抵抗になっている事が分かるのではないでしょうか?
30分足ベースでの取引にしてから、もう6年、30分足での200EMAと100EMAを使ったトレードを行っていますが、個人的観測では特に上昇軌道が発生しているパターンでは100EMAが押し目のポイントとなり、200EMAにおいては短期反発、抜ければ撤退、下髭が付くならば短期上昇波、と言うパターンがあると考えています。
そのパターンについていくつか書くつもりでしたが、今回は長くなってしまったので、この辺りまでとしたいと思います。
また、移動平均線は非常に形状等、大変興味深い取引材料なのですが、もしも、私の時間とタイミング、それに需要があるようならば、またの機会にでも更新してみたいと思います。
それでは今日もがんばりましょう!!
[2013-2-14] 世界の要人の「円」に関する発言に一喜一憂しているドル円相場なっていますが、結局のところG7においては「オーバーシュート気味の円に対する抑制」と言う話が出てきた事、更には「G20でもG7の声明に同意して欲しい」との話が出てきています。
どちらにしても、この後の白川氏の発言にも少し焦点が集まってくるところではありますが、来月の今頃には日銀は新総裁が誕生している事を考えると、「よほど」のコメントをしない限り、マーケットの反応は大きなものにはならないと考えています。
しかし、不思議なもので、総裁を辞任する過程にある方と言うのは、最近の兆候として利上げやインフレに対する懸念を感じているとの発言をする事がしばしば見られます。
その辺りを考えれば、また円高方向へと振れるのか?とも考えられますが、結局打ち込まれれば下には大きな買い勢力が居る事は分かっているので、大きなストップ刈りが起こった後のロングもリバウンドの旨味があるように考えています。
では、本日は、30分足チャートを使って、超短期的なドル円の形状について紹介していきたいと思うのですが、恐らく私のブログをお読みになる頃には大きく変化しているであろうと思えるチャートです。
それは短期の時間軸なので仕方ないことなのですが、このブログ内では初めての移動平均線を紹介する内容にしてみたいと思います。
まずは、移動平均線無しで現在の相場についての分析からです。
現在、ドル円が当たっているラインと言うのが、ちょうど緑のラインで示したように短期三尊となる形状のトップとなっています。
つまりは売りのポイントとなっている訳ですが、私も現在このポイントで少しですが追撃の売りをいれております。
抜ければ赤いターゲットを狙ってくる形となる訳ですが、反対に抜けなければ下値追いの展開となるため、ストップも狭くおけますし非常に効率の良いポイントとなっています。
また、覚えておいでの方もいらっしゃると思いますが、先日93.70ではマクロ系の売りを観測しております。
マクロ系のファンドは比較的に長めの運用を行ってくるパターンが散見されるため、この93.70辺りと言うのは、しばらくの間レンジのポイントとしては頭に入れておいても良いかも知れません。