日銀と円と月曜日窓

 [2013-2-25] 今日は朝から怒涛の大窓を開けたドル円並びに円を基本としたクロス円通貨です。

 黒田氏を応援していた私としては嬉しかったのですが、朝から持越しの残ったショートについてハラハラしながらストップをはずして上手く10pipsの利益で撤退、さらに新規ショートで94.502でガッチリ売り込みました。

 オープン直後のレートですので、基本的には高値は更に上にあるため、既に同値撤退は居れております。

 では、日足チャートを見ながら簡単に更新をしてみたいと思います。

ドル円週足チャート2013年2月25日

 正直朝からの動きで既にクタクタなのですが、損切りをさせずに以前からホールドしていた94.38ショートを処理して、残り少量のポジションへと変更できたのは幸運な事だったかも知れません。

 今後のイタリア選挙結果や、日銀副総裁の決定などのニュースにて相場が急上昇する可能性もあるため、ストップは同値に入れている状態です。

 チャートを見てみますと、このチャートは日本時間朝7時のレートからしか表示しておりませんが、時間外では完全に94.50のストップを巻き込んだ動きが起こっています。

 この時間外の動きと言うパターンで言えば、「時間外に付けた高値は抜けない」と言うアノマリー的なものが存在すると言うのは私の中の持論なのですが、そのため94.50には再び注目をして見ていきたいと思います。

 この日本時間外と言う表現は少し曖昧なので書き加えておくと、月曜日のクリック証券が動く前の時間、もしくはメンテナンスタイムの事です。

 例えば、東北を襲ったあの震災の時もメンテナンスを狙った動きでのストップ刈りが基本となっています(あの時はメンテアタックと言う相場パターンが流行りましたね)。

 他にももう少し相場を戻せば、ドル円80円の壁に対して最安値を付けようとしていた時も、オープン前に打ち込まれ80.2辺りまで打ち込まれ、オープン後には戻っていると言う事もありました。

 つまりは、薄い時間に付けたポイントでガッツリポジションを持った人たちが、相場に対する実権を持っている可能性を示唆するものですが、今回もそのパターンである可能性は否定できません。

 上のチャートを見る限りはポッカリとチャートに穴が開き、窓ができている事が分かりますが、この窓を埋めてしばらくの調整局面へと変化する可能性も否定できません。

 今週は何か嫌な予感がする、色々な事が沢山有りすぎる一週間となっているので、もしかすると大きく円高方向へと振れる事があるのでは?と言う気になってしまうような、強気の形状のように考えています。

ドル円の4時間足の展開

 続いて簡単に4時間足について紹介しておきたいと思います。

ドル円4時間足チャート2013年2月25日

 上下に挟まれたターゲットラインに、大きく口を開けている窓。

 この窓を閉め忘れての上昇はあるのか?と言う疑問点は頭に残るようなチャートの形状です。

 チャート的に見れば、まるでブレイクを失敗したかのように思えてしまうチャート形状となっているので、一部モデル系ファンドからは売りを示唆するような動きが出るかも知れないな?と言う思いがしています。

 実際、上昇ネタとして決定していない黒田氏についての動きとなっているので、「個人的には黒田氏しかいないだろう」と考えていますが、相場はやや勇み足である事も事実です。

 副総裁の岩田氏に関しては、ほぼ当確なのかな?と言う思いでおりますが、今後、黒田氏が本当に就任してくれるのか?に注目してみたいと思います。

 また、日本の動きだけに目を奪われている場合では無いのが今週の相場です。

 昨日も紹介していますが、イタリアの状況次第では、一気に欧州に黒い雲の影が現れてきます。

 また、アメリカにも景気上昇をストップさせるような事にもなりかねない、軍人等の給与支払いが遅れる可能性も出てきています。

 非常に難しい問題が山積している中で、今週はどうやら長く眠れるような事はないでしょうね。

 とりあえず勝負は今日の夜と、火曜日です。ここで大きく稼げれば、今週は何もしなくても良い程度の動きが出そうな予感がしています。