ドル円とエバンズ総裁

 [2013-2-8] 現在激しくドル円の下攻めが続いており、93円を下抜ける展開に若干の歓喜を隠せないでいますが、スキャでも短期反発狙いのロングが決まり狙い通りのラインで動いている状態に相場が自分の方へと少し向き始めている事を感じています。

 今日は、いつものようにドル円相場についてと、昨日色々と要人の発言がありましたが、恐らく多くの方はECBの総裁であるドラギ氏と、次期BOE総裁へと内定している、現BOC総裁であるカーニー氏の発言に目を奪われているかと思います。

 そこで、私はその陰に隠れて密かに発言されているエバンズ氏の発言について注目してみたいと思います。

2013年2月8日ドル円1時間足

 まずは、現在のドル円の動向から見ていきたいと思うのですが、上はドル円の1時間足に私が色々とラインを引いたものです。

 このチャートを見てお気づきかと思いますが、黄色のトレンドラインを下回るような動きとなり、下げを加速するような動きに変わっている事が分かります。

 さらには、下値を切り下げている事を考えても今日はドル円のロング日和では無い事が分かりますが、来週の月曜日が日本市場がお休みと言う事もあり、手仕舞いの流れとポジション調整に重ねての売り込みの動きが出ていると考えられると思います。

 もしかすると、この下落は92円のミドルくらいまでの勢いがあるのでは?と考えているのですが、チャートの形状から考えると三尊と考えての売り方もあると思いますので、ロングを入れるのであれば深めに構えたいと思っています。

 また、明日の記事になると思いますが、この勢いのまま下押しどまりで本日引けるとするならば、ドル円が一気に調整へと向かう可能性が出てくるので、来週からは面白い展開となる事を考えています。

昨日のエバンズ総裁の発言

 さて、それでは本日の本題である昨日のエバンズ総裁の発言について入っていきたいと思いますが、恐らく多くの方はさほど注目されていない人物かと思われますので、簡単にエバンズ総裁について紹介しておきたいと思います。

 >>チャールズ・L・エバンズは1958年生まれのアメリカの経済学者・銀行家で、アメリカ シカゴ連銀の総裁です。

 >>エバンズは2007年9月に総裁に就任する前に、日本銀行の金融政策に関する研究、銀行、金融市場や地域の経済状況を監視を行っていた。

 >>また、エバンズの研究は、米国の金融・経済活動に関する政策、インフレと金融市場の価格の影響を測定で、それらの研究内容は多くのビジネス誌などによって取り上げられている。

 参照サイト:http://55v.info/person/charles-evans/

 エバンズ総裁はシカゴ連銀の総裁なのですが、このエバンズ総裁は2013年のFRBのメンバーとなっています。

 つまり、彼の発言が占める重みと言うのは昨年よりも大きくなると言う事なのですが、2012年、このエバンズ総裁は「金融緩和(QE3)をやるべきだ」と強い意思表示をしておった人物の1人でもあります。

 このエバンズ総裁が昨日どのような発言をしたのか?それは以下のようなものでした。

 「失業率が7%に低下する前に量的緩和第3弾(QE3)を停止する可能性がある」

 私は、この発言を聞き個人的に「ええええぇぇぇ」と驚いておった訳ですが、それまでエバンズ総裁は、

 「インフレが3%を超える兆候を示すか失業率が7%を下回る水準に低下するまで低金利を繰り返し求める」

 と言う発言をしており、それがそのままFOMCの発表と重なる発言であったようにも思えます。

 つまり、彼の発言から察するに、次回のFOMCにおいて、少し文面の訂正が行われる可能性が出てくる訳ですが、そうなると、ドル買い材料となり、投資家によっては金融緩和の巻き戻しとも取られ、引締めと見るドル買いが起きないとも言い切れません。

 FRBは引締めまでの動きをしなくても、相場が勝手に引締めと捕えかねない状況にどのように対応していくのか非常に興味深いところとなってくるわけですが、、、、と、ここまで書いたところで92.78までドル円が落ちています。

 少し反発を狙ってのロングを打ちたいので、本日はここまでとしたい思いますが、この後の動き、注目して見ていきたいと思います。

 特に引けでのローソク足の形には注目が集まるところだと思うので、私もじっくりと吟味していきたいと思います。