ビッグマック指数を知る
ビッグマック指数を使う今後の為替予想
では、もう少し詳しく国別のデータとして見ていきたいと思います。
まずは、日本の円に対してビッグマック指数によって過大評価されている可能性が高いと考えられる国々です。
目盛の大きさは大きければ大きいほど過大評価されている可能性を示しており、相場に関係がありそうな国名に赤いアンダーラインを入れてみました。
こうして見ると、アメリカのドルに対しては過大評価されている事が分かります。
それもアベノミクスによって一気に90円を超える円安方向への動きとなった訳ですから当然なのかも知れませんが、このデータでは25%の過大評価となっています。
つまりは、ドル円は今後25%分の調整相場が見られるかもしれない?と言うのがビッグマック指数が示すデータとなります。
では次に、過小評価されていると考えられる国を見ていきたいと思います。
中国は元高を抑えるために変動幅を抑制しておりますが、25%を超える大幅な過小評価の対象国となっている事が分かります。
また、韓国が最近ウォン高で経済が鈍化しているとのニュースをちらほらと見かけますが、このビッグマック指数を見る限りは円に対して適正評価となっている事が分かります。
このデータがFXの役に立ちますか?と言われれば私は「分かりません」と答えるしかないのですが、「国の通貨ペアの状況を、こうやって見ると面白いんだな」と言う事は感じて頂けたのではないでしょうか?
また、このデータには消費税等の税金や大きさやカロリーなどが含まれていない事から、データが曖昧すぎるとの見方をする方も沢山いらっしゃいますので、「ビッグマック指数を過信する事」には注意が必要かと思います。
[2013-2-9] いつもは為替相場について色々と書いているブログですが、本日は「ビッグマック指数」から経済について見ていきたいと思います。
ビッグマック指数はエコノミストによって定期的に世界のビッグマックをベースにして掲載している経済データなのですが、最新のビッグマック指数が今週発表されました。
まず、「ビッグマック指数」と言っても知らない方もいらっしゃると思うので、「ビッグマック指数」について、一体どういう指標なのか紹介していみたいと思います。