金曜日の相場での想定

 [2013-6-22] さて、本日は週末と言う事で前半戦だけの記事と言う事になりますが、まず先日のトレードを振り返ってみて、2回ショートは刈られましたが、ダブルトップ狙いのポジションを1つ入れていたものを、案の定ボラが大きかったので利食いにかけ、日が変わる頃に途転ロングを入れ、それは少ないですが、20ポイントほどで利食いと言う流れでした。

 この今週最後に入れたロングポジションについて今日は書いていきたいと思うのですが、実は、昨日のブログを書き上げた後で、知人から「ドル円にマクロが入っているぞ」と言うフロー情報を頂いておりました。

 この「マクロ」と言う事について、マクロとはマクロ系のヘッジファンドの事なのですが、詳しくは「マクロ系・モデル系ヘッジファンドについて」を参考にしてください。

 簡単に説明すると、ファンダメンタルズ要因などで相場の重きを考えて売買を行ってくるファンドなのですが、特徴として一度入り始めると、ガツガツ入れてくると言う傾向があり、ライントレードとでも言いますか、一定のラインを割り込んでくるとシツコク発注を行ってきます。

 そのマクロ系ファンドが「ドル円を買い上げた」と言うフロー情報であったので、上値を叩く展開から早めに持ち替えて下値を買う方向でトレードを行ってみた訳です。

 特に先日のマーケットの場合、大分ファンド関連のフローが有ったようで、それを考えても下値をひろっておけば何とかなるのでは?と言う思惑も重なったと言うことです。

 マクロ系ファンドが入った相場の多くはレンジのような展開を持つことが多く有り、なかなかマクロ参入ラインをブレイクするのは難しい傾向にありますが、そのストップを巻ける場合には大きな値動きとなる事も留意しておきたい点だと言えます。

 また、モデル系ファンドのように、短期間でガッツリ買い上げて、これ見よがしに落とすと言うようなものでもなく、「しっかりじっくり」と利益を狙ってくるので、反対売買が行われるポイントは比較的広めと言う傾向もあります。

 今年のドル円上昇の最中では、102円や103円台では結構マクロファンドの売りが観測されており、高値を目指した場合、しっかりと頭は抑えられ、その形から短期ダブルトップなどを形成する事になり、そこにこぞって投資家が売り込んだと言うのも、ドル円が落ちやすかった要因ではないかと考えます。

 さて、来週からはまたマーケットがガラッと変わる事を期待したい訳ですが、全体としてはやはりドル買いの流れ、気になる点では、「ギリシャが何やら怪しい点」これは、大変大きな注目材料となりそうです。