ドル円担ぎから100円割り

 [2013-6-5] 正直、ニヤニヤしながら今日のブログは更新しているわけですが、それは、先日から強かったドル円を見て、今日が五十日と言う事もあり、持ち高調整をしようか昨夜必死に悩んだ結果、手を付けなかったからです。

 買いが強くなる形状となっている点について昨日のブログでチャートを題材に紹介しておりましたが、その中で短期的なロングポジションを持っていても、長めの益を狙っているポジションはショート、そのバランスで苦しんでおりました。

 その気苦労もあってか、昨夜から酷い下痢に襲われており、お腹にカイロを張りながらのトレードとなっています(笑)。イカの刺身がまずかったのか・・。

 さて、私の体調についてはさておき、巷の噂では、QE縮小に向けてのドル買いの動きよりも、QEが縮小になる事でアメリカ経済の失速を懸念してのドル売りの方が強いのでは?と言うリポートを読みました。

 正直なところ、「???」と言う頭の整理に困る内容で有った訳ですが、基本的な流れではQE縮小を受けて米株が大幅に下落する展開となるのであれば、株式の証拠金不足解消のためにドルが買われて、そのドル買いの流れにオーストラリアやニュージーランド、それにカナダと言った資源国通貨が売りこまれはずです。

 もちろん、そこでは米株価下落に連れて商品相場も値下がりするでしょうから、その流れも少なからず影響するとして、その売りを受けて、日本の円絡みの通貨に対しても同じように売られて円買い相場となるはずです。

 その円買いの流れは、米株下落を受けて「日本株も大幅下落するはずだ」と言う流れから、ドルに対しても円買いの動きが太くなる事で、全体的にリスクオフの状況となる事が考えられます(参照:FX初心者のためのリスクオン・リスクオフの違い:FX初心者の外為入門より)。

 つまりは、QE縮小が上手く機能しない場合には、ドル買いの流れが基本かと考えています。

 そこに、成長を懸念してのドル売りの流れがあるとすれば、少し長めの目線となってくるように個人的には考えているわけですが、リポートには相場の目線が書かれていなかったため、個人的なメモとして残しておきます。

ドル円の4時間足チャートでの100円攻防

 さて、本当の事を言うと、足が確定してからの4時間足のチャートを準備したかったのですが、先に紹介したように私のお腹は現在「投げ売り状態(笑)」となっているので、突然ブログが書けなくなって途中で公開なんて事も有り得そうなので、足が確定する前ですがチャートを載せておきたいと思います。

 いつものようにドル円の4時間足のチャートパターンとニュースやフロー情報からです。

ドル円2013年6月5日チャート4時間足

 と、本日は上記のようなチャートとなっていますが、簡単に説明すると、安倍首相のスピーチがある事に合わせてファンド勢が買い上げて、売りオーダーのストップを巻いた後に、一気に売りを入れて、高値で“だまし”を作って、下ブレイクをさせたと言ったところです。

 高値ブレイクが“だまし”となった事を受けて、下ブレイクは容易になった事が想定されますが、現在観測されているストップとしては、99.5には少し厚めのストップが置かれているであろうと言う事と、月曜日につけた底値付近ではどのような動きをするか?と言う2点。

 チャート的に、足がこのまま確定するのであれば、やはり2本目の陰線、つまりは4時から8時辺りまでの陰線を見る事を希望する訳ですが、その辺りは反転が入り下髭となる事も考慮しつつ、ターゲットの下抜けを考えたいと思います。