面白いほど外す人
ドル円の4時間足チャート
さて、後半ではいつものようにドル円の4時間足チャートを紹介して終わりにしたいと思います。
本日は、日経につられる形で、少し強めの上げが発生していますが、チャート的には短期軸でのダブルボトムのネックブレイクとなっています。
チャートにも書いていますが、本日は金曜日と言う事で週末に向けての手仕舞いが入ってくる事が想定されるので、売り足は若干にぶる可能性を想定しています。
また、打ち込んできた場合にも、さほど深くまでは刺さってこないだろう?と言う感覚で巻き戻しを狙ってのトレードと言う事になりますが、高値圏においての打ち込みは、かなり厚いものがあるようですので、その辺りだけは注意しておこうと考えています。
経済指標については、最近のマーケットは「良い指標だから」「悪い指標だから」と言う感じの潜入的な動きでは無く、好き勝手に動く傾向があるので、基本的には乗らない方向で戦っていきたいと考えています。
[2013-6-14] 今日は「面白いほど外す人」と題しまして、マーケットを「これでもかっ!」と言うほど外す人について書いていきたいと思います。
実は、この“面白いほどマーケットの予想を外す人”と言うのは私の親族で(笑)、このブログも読まれており、さらに参考にして投資をされている方なのですが(ここまで書いてしまうとバレてしまいますね(笑))、こう言った方と言うのは少なからずいらっしゃると思います。。
そこで、今回は、FXや投資またはマーケット関係が好きだけど、「ついつい想定した相場は外してしまう」と言う方について書いてみたいと思います。
私の知る限りでは、こう言ったマーケットを良く外す方の多くは、マーケットに対しての持論を持たれています。
持論を持つことは素晴らしいと考え、私も常に持論を展開してはトレードの材料に役立てている訳ですが、この“外される方”の特徴として、その持論が全く機能しない事が大きな原因となっています。
「なぜ機能しないのか?」と言うと、様々な要因が考えられますが、余り書いてしまうと怒られるかも知れないので(笑)、1だけにターゲットを絞って私の考えを書かせて頂きたいと思います。
それは、「持論に対しての時間軸の欠如」だと考えられます。
私にしては、結構難しい言葉を使ってみた訳ですが(笑)、要は、持論を展開するのは分かるけど、その想定した持論に対して「何時どうなるの?」と言う時間的考えが無い事が多いように思います。
例えば、漠然と「円安方向に動くだろう」と考えたとして、「なぜ、円安方向に動くか?」について説明ができたとしても、「それは何時?どのタイミングで?」と言った状況です。
もちろん、マーケットは誰にも分からない訳ですから、そんな何時?と言われても答えられないのが当然なのかも知れませんが、私が言いたいのは、そこに時間軸的な考えを持ち込んでおくことで、「逆に動いた場合に持論を撤回しやすくなる」と言う事です。
例えば、先日のブログで「夜ドルを買っておけば日本時間には上がっているから・・」と言うような内容を書きましたが、これも時間軸がしっかりとしており、もし日本時間に上がらなければ、「損切りできる」と言う事になります。
マーケットの見立てを外すのは、私も多々ありますし、正直当たっている事の方が少ないかも知れませんが(笑)、それでも利益を出す事ができていると言う事を考えると、やはり逃げ足の早さが誰にも負けていないからなのかも知れません。
言い訳を考えてポジションにしがみ付くよりも、逃げる材料を見つけて、ただ逃げ続けて、攻撃の機会には一心不乱に打ち込む、意外とこれだけで「マーケットを良く外す人」と言う肩書は無くなるものだと思います。
私も「まだ100円は抜けない」と持論を展開して売り持ちで構えて痛い目に合いましたが、その時も時間軸が欠如している状況に有った事を今は反省するばかりです。