FX初心者の相場勉強

 [2013-6-16] 本日は週末日曜日と言う事で、特にマーケットを意識した生活ができる1週間で唯一の気が抜ける曜日となっています。

 これが、深夜12時をまわり日付が変わると、またニュースを読んでまわったり、データの整理等を行わなければいけないので、完全に頭の中はマーケット一色へと変わるのですが、日曜日の昼間と言うのは何も考えなくて良いので本当に気楽な曜日・時間が今と言う事になります。

 来週のマーケットの話は後半で書くとして、本日はタイトルにある通り、「FX初心者の相場勉強」と題して、FX初心者がどのようにマーケットに入っていくかについて書いてみたいと思います。

 FXを始めたばかりの人と言うのは、私も含めてそうだったのですが、「全く分からないから強く攻められる」と言う初心者ならではの強さを持っていますが、その“運”と言うのもそう長くは持たないのがマーケットです。

 毎日のようにコツコツと利益を積み上げていくトレードスタイルを構築していくのであれば、やはり、かなり勉強が必要だと私は考えています。

 しかしながら、勉強したからと言ってFXは「必ず勝てる」と言うものでも無いので、その辺りの自己コントロールはしっかりとしていかなければ、勉強を始めても直ぐ止めてしまう状況にもなりかねません。

 そうなると、突然、「マーケットで勝てなくなる」と言う、恐ろしいほどのスランプに陥るのもFXの恐ろしいところだと私は考えています。

 マーケットと言うのは、常に誰かが誰かをターゲットにして利益を出そうとしているもので、全くの初心者のトレードと言うのは、何も考えずにランダムにポジション取りをしているのと同じなので、マーケットはそのポジションを狙う事は非常に難しいのですが、“ちょっとマーケットをかじった”と言う人のポジションと言うのは、実は、読みやすく、ストップ位置も把握しやすいのでカモとなります。

 さて、何が言いたいのかと言うと、ランダムウォーク理論と言う、私のような馬鹿には理解もできないような理論があるのですが、簡単に言うと、マーケットは「コンピューターでランダムに描き出したものとそう変わらない」と言う考えです。

 これがどう言う事かと言うと、人間が必死に予想をして戦いを繰り広げた結果できるチャートは、結局はランダムで適当に描かれたチャートと区別ができない。

 それはつまり、マーケットは上か下かしかないので、変に勉強して売買するよりも、適当にポジションを持てば50%の勝率になると言う事です。

 例えば、レンジ真ん中で上下のポジションを持って、レンジブレイクをした側(益が伸びる方)だけをホールドして、一定のところまで益が伸びれば利食い、そして再度レンジ真ん中で両建て、と言う手法を使っているトレーダーもいますが、これは上手くランダム要素を取り入れた考えであるように思います。(私はこの手法は好きでは無いです)

 話を戻して、少しFXについて知識のある方と言うのはオシレーター系の指標を使いたがるものなのですが、例えばRSIが10以下まで振れた場合、買いたくてしかたがなくなるものなのですが、実際RSIが10以下まで振れるようなマーケットが訪れた場合、その多くは一時的に7や8まで振れ、マーケットはセリクラ(セリングクライマックス:投げ売り状態)となっており、そこから4~500pips下落と言う事も良くある事です。

 その落ちる時に、少し知識のある人間が持った買いオーダーのストップを巻き込み加速するので、さらに値幅に拍車がかかると言う一面もあります。

 つまり、私の悪魔で持論となりますが、中途半端にマーケットについて勉強するならば、それは全くしない方が良いのではないか?と言う結論に達しています。

 FXの勝ち方について、私の知人はマーケットについての知識は全く無いのですが、資産管理(ストップリミットの管理)だけで500万を1200万まで増やしている人もいます(元銀行員ですが・・)。

 FXを勉強すると、初心者用の教本などにも書いている事が多いので、ついつい新しい取引の目安を探してしまいがちですが、実際のトレードの本質はそこには無く、それらの知識を知った上で信じるか信じないかを選択するところにあると私は考えています。

 マーケットの勉強をするならば、中途半端に覚えるのではなく、そんなに甘く無かった・・。と言うのが私の率直な感想です。

 FX初心者のサイトについて、手前味噌となりますが“基本的なこと”は、FX初心者の外為入門で手に入れられるので、参考にしてみてください。

ドル円の4時間足チャート

 それでは後半です。

 前半が余りにも気合入れて書いてしまったために、もう後半を書く余力がなくなってしまいました(笑)。

 とりあえずは、いつもの4時間足チャートです。

ドル円2013年6月16日チャート4時間足

 チャートについては、特に今回は説明なしと言う事にしておきますが(疲れました(笑))、来週はFOMCが予定されているので、バーナンキ氏の発言で大きくマーケットが振れる事が予想されます。

 特に注目点としては、米の金融緩和からの巻き戻し、資産購入規模の縮小と言う事になりますが、投資家はその結果どうこうもそうですが、その発表により米株が崩れる事を目先に入れておく事になりそうです。

 バーナンキ氏ほどの人物が米株マーケットを崩すような発言をするとは思えないので、どちらかと言うと株の下落が有ったところに下から支える動きになってくるとは思うのですが、そうするとバーナンキ氏登場までがショーターの勝負となる可能性を考えています。

 もしも、崩れるような発言が出た場合には、サプライズ要因となるので、本気のセリクラにも留意しておく必要もあると考えています。

 また、最後に米CPIに対しても注目しておきたい点で、FRB委員の中には低下するCPIがリスクだとするコメントが出ているため、この指標発表の流れを受けてドル売りに拍車がかかる事もあるので、頭に入れておきたいところだと考えています。

 それでは、本日は沢山書いて疲れてしまったので、この辺りで終わりんしたいと思います。

 来週もがんばりましょう!!