FXの練習方法について

 [2013-6-15] 先日、古くからの知人から電話を受けました。

 知人曰く、私の話を別の友人を通して聞いたそうで、その知人が電話してきた理由と言うのは「FXを始めたんだけど、どうやって勉強や練習をすれば良いの?」と言う初心者にありがちな質問からでした。

 その知人には、このブログの事を紹介したのですが(笑)、まぁ、所謂ところのアベノミクスの影響で連日取り上げられた株主の多大な利益のニュース等を見て、「投資をしてみたい」と思ったようで、完全にニワカ投資家に有りがちなパターンだったので、知人と爆笑してしまいました(笑)。

 さて、話は本題に戻して、その知人が言うには「できるだけお金を掛けずに勉強したい」と言うことでしたので、私は「それは難しい」と即答した訳ですが、「自由になる資産の20分の1程度は最低でも失う覚悟が必要かも・・」とも付け加えておきました。

 私の場合、全財産が吹っ飛ぶ直前まで行って、そこで生還する事ができた(その時の最後のトレードは残りの有り金全てを投じた博打でした・・)ので良くも悪くも現在もFXマーケットと共に生活する事ができているのですが、その時に学んだ「絶対に資産は守る」と言う気持ちは一生変わらない事なのかも知れません。

 例えば、私は逆張りですが、「日レベルで3円下がったのでロング」と言う、まぁ、ありがちなトレードをする場合、多くの方は、「ここらでリバウンドがあるだろう」と「ストップを広めに設定する」もしくは「ストップを入れない」投資をされるケースがあるでしょう。

 その時に想定している逆行値幅は「2円程度」と言ったところでしょうが、私の場合には、そんなケースにおいてもストップを狭く設定して、最後まで追いかけていき、想定値幅設定の必要も無く10円でも20円でも下落に耐えられる方法でマーケットに付いていけるようにしています。

 もちろん、反転の先でポジションを持った場合においても、大きな利益が狙える訳では有りませんが、後はその先端で握ったポジションを頭として、その利益を想定しての逆ピラミッドとでも申しますか、大きければ大きな下げほど利が乗り次第に、追撃を噛ましていきます。

 投資は人それぞれだとは思いますが、あの時、全財産が飛びそうになり、考えに考え、辿り着いたところがそこだったのです。

 さて、話を戻して、「どうやって勉強するの?」ってところですが、私は知人に、「まぁ、いくらか負けてみて、その後でまだやりたいなら、その時にもう1回聞いて!」と言う風にしておきました。

 それもそうなんですよね、私が馬鹿だったからなのか分かりませんが、財産を飛ばしかけて初めて気が付く自分の投資に対する“甘さ”、それが分かれば、後はブログ内で書いているようなマーケットの特徴や傾向などを簡単に教えてあげると、私のようなケチトレーダーよりも圧倒的に稼ぐトレーダーになるのでは?と考えている今日この頃・・。