FOMCを明けての相場

 [2013-6-20] さて、FOMCで睡眠時間2時間で、サッカーなんて見ている余裕は全く無かった私のブログが本日も始まる訳ですが、本日は日本時間今朝方に発表されたアメリカの政策金利発表(FOMC)と、バーナンキ議長の発言についてです。

 まず、マーケットの反応からですが、FOMC前から米国債の利回りが上昇するなど、ドル円にとっては買い材料が集まり始め、95円の攻防を終えると上昇基調へと変わっていきました。

 その時、米株価は平常運転だったのですが、FOMCとバーナンキ議長の記者会見で下げる展開となり、通貨に関しては全般的にドル買いの動きへとシフトしました。

 さて、その材料についてですが、発表では資産買入れ規模は据え置き(850億ドル)、もちろん政策金利も据え置きと言う結果となっていますが、その中身において、多くのメンバーから「インフレを意識している」等の意見が出た事から、買い取り規模が近い将来に引き下げられるのではないか?と言う思いから、ドル買い米国債売りの流れとなりました。

 バーナンキ議長の会見を見ていると、発言内容を全体的にみると実は何も変わっておらず、どちらかと言うとハト派的な発言もチラホラ有るなど、マーケット特有の「流れにのってやり過ぎた上昇」と言ったように見えるのが私の正直な感想です。

 細かいところを指摘するならば、タカ的な発言が多くなっており、目線が資産買い取り規模の削減から次のステップである金利の引き上げへと向けられているようにも感じ、近い将来、再来月辺りには買取規模の削減は行われそうなニュアンスを感じました。

 その点を考慮したマーケットの動きだとは思うのですが、まぁ、若干やり過ぎじゃないか?と言う思いをユーロドルやポンドドルと言ったドルスト通貨を見て思っております。

 ユーロに関しては、緩和的な姿勢を見せているものの、「結局手は出せないのだろ?」と言うのが大筋の流れとなりますし、ポンドにとっては総裁が変わるのでキング総裁がいくら緩和姿勢を見せても、次のカーニー氏がタカ派的な人物なので動かないのが大筋の流れとなるように考えています。

 個人的なトレードに関して言うと、FOMCで上げる事を想定していたのでドル買いポジションを集めて、実需で必要なドルについても、既に目標の9割を仕入れる事ができたので満足のマーケットとなっているのですが、次に日足レベルにて頭を打たれるポイントが出れば、また下目線になっていくように考えています。

 つまりは、次のターゲットは米株への梯子外しと、米国債買戻し、つまりは大き目のリスク回避の動きが何か突発的な出来事を基準として起こる事です。

 ヒンデンブルグオーメンを信じている訳では無いですよ(笑)。

ドル円の8時間足チャート

 さて、後半についてですが、本日も書きたい事の要点については前半戦で出し尽くしてしまったので、後半ではチャートを紹介するだけにしようと思います。

 本日は8時間足でのドル円チャートです。

ドル円2013年6月20日チャート8時間足

 見て頂けると分かると思うのですが、高値がキッチリとトレンドブレイクを狙う形となっていて、形状はソーサーボトムとなっています。

 ブレイクスルーターゲットとしては99円台のソーサーボトムのネックラインと言う事になります。

 と、今日は前半戦で燃え尽きたと言う事で、ここまでと言う事にして終わりたいと思います。