ドル円急落相場

 [2013-6-7] 先日からのドル円相場急落を受けて、笑っている人と言うのは、私のような投機を意識している方と本邦系の輸入業者と言ったところでしょうか?

 100円に向けて上昇をする間と、100円以上では本邦系の輸出系からの売りが多々観測されていたため、本邦系からの実需フローは例年と違い大幅に解消されている事が想定されます。

 そこにきて、輸入系や銀行関係からのオーダーは97.5辺りでキッチリ入っており、底堅く推移していたラインをストップ巻きを介して一気にぶち抜けていきました。

 以前にも書いていますが、103.638からの長めのトレードを意識したピラミッド売りを作っていた私ですが、昨日の下げでポジションを半分を市場に流し、現在残っている売りは103.638・103.637辺りのポジションとなっており、この2つのポジションについては日足反転足での利食いと決めていた事もあり、手を付けないままとなっています。

 さすがに押しが早かった事で、95.9から一気に買ってやろうと考え、95.988・96.198・・・と買い一辺倒で攻めに攻めた後は、96.64のポジションまで作っていきました。

 その後は、浅い利の物から食いに掛かったのですが、マーケットの途中で、朝5時30分に時計を見た後力尽きてしまい、先ほど96.19で持っていたロングは見事に刈り取られてしまいました(涙)。

 夢の中では指値を97.45に入れていたのですが、入っておらず、起きて含み益がほとんど無くなっている状況を見た私の落胆ぶりは酷かったです・・。

 現在、95.988のロングポジションを持参しているだけなのですが、今回の下落の流れと言うのがどうもアルゴリズム臭いなと考えていると、案の定ニュースにも同じ事が書かれていて、やはり同じ匂いを感じている人がいたかと思っています。

 このアルゴリズム系と言うのは、モデル系ファンドで、コンピュータを使ったトレードでストップ刈りなどを狙ったマーケットを上下に揺らすトレードを得意としているファンドなのですが、このファンド関係が入っているかどうかについて、特徴的な動きがいくつかあります。

 もちろん、将来的に使えるかどうかは疑問となるのですが、一番単純なものを1つだけ紹介すると、「値動きがほとんど無い(板が薄い)時に、何故か全体的にストップ方向へと動いている時」です。

 何を言っているのか分からない方も多いとは思いますが、例えば、日本時間の12~14時辺りと言うのは、日本時間10時辺りの仲値時間と比べて大変静かな時間です。

 多くの人が仲値を終えてゆっくりとしている時間だからそうなるのですが、その時間にコツコツとストップ誘発に向けて仕掛けを打ち込んできます(一昨年流行ったメンテアタックもそうですね:日本時間早朝5時辺りの個人投資家の取引業者のシステムメンテナンス時間を狙ったファンドの売り)。

 このメンテアタックは、それまでにストップ方向へと向けてコツコツとポジションを積んで行って、メンテナンスタイムに一気に仕掛けるパターンでしたが、最近のマーケットを見ていると、どうやら、底値を探らせて高値で途転をしながら、薄いタイミングに一気に仕掛ける形になっているように思います。

 これはつまり、ショートがストップを巻いて旨い事をコンピュータが学習したためだと思いますが、この調子で進むのであれば、やはりセリクラを狙ってくるのがマーケットの鉄則になるように思います。

 先日の落ちがセリクラならば生ぬるいので、本格的な物が本日起こるのか?とどうしても頭に過ります。

 今朝のような落とし方は、本日の雇用統計に向けたポジション調整の意味も含まれていたので、そこまで大きな動きに繋がりませんでしたが、これが雇用統計が終わった後だとしたらどうだっただろう?と少し考えていました。

 また、良くあるパターンとして、雇用統計の数値が異常に強くてしばらく上値攻めを行った後、引けにかけて大反転なんていうのも珍しく無いので、色々なケースが想定できる本日の統計は、やはり注目が大きくなってくるように考えています。

急落ドル円4時間足チャート

 さて、前半で、現在私が考えている事を色々とまとまり無く書いて、メモとして残しておこうと考えている訳ですが、こうやってメモのように自分の相場観を書いていると、後で読み返すと反省ができるので良かったら試してください。

 と、それでは今日は文字だらけですが、最後にチャートを紹介しておきます。

ドル円2013年6月7日チャート4時間足

 チャートを作っている途中で、マーケットが動いてしまい、さらに、トレードをしていた事もあり、4時間足が全く役に立たないものになってしまいました(笑)。

 本日は後半はチャートを載せておきますが、無かったと言うことで(笑)。