ドル円100円は割れるか?

 [2013-5-26] 本日は日曜日ですので、ゆっくりとブログが書けるはずだったのですが、先日からの風邪がまだ完治に至っておらず、鼻水と格闘しながらの更新となっています(笑)。

 まず、先週からのマーケットの流れを考えていく上で、いつものようにドル円4時間足にてチャートを作成してみたので、そちらをご覧ください。

ドル円2013年5月26日チャート4時間足

 チャートをご覧いただけると分かるように、直近安値は下値拡大で直近高値は上値縮小と言う、下降トレンドと言う事になりますが、エリオット波動が決まるのであれば、現在は第3派の途中となり、第1波が300pipsと言うことなので、最低でも99.5が下降トレンドの到達ポイントとなる事になります。

 恐らくは100円を巻いたならば、もっと急加速でマーケットは落ち幅を広げていく事になると思いますが、それまでの100円バリアの堅さは想像を超えるものになっていると考えています。

 そこで、ファンド関係は朝方を狙った、メンテアタックとも言われる個人投資家のロングポジションを狙うような動きを見せる可能性も否定できないので、アラーム等を仕掛けておく必要がある1週間となりそうです。

 個人的にはエリオット波動には全く興味が無いのですが、週足レベルで先週が陰線となっており、月末ですがチャート的には円が買われやすい形になっているように思っています。

 そこで、戦略としてはやはり売りで入りたいところですが、なかなか、突っ込み売りもできないので、100円をバックに浅めのストップ買いで入り、長いのを狙わずに回転数で序盤の流れを見てみたいと考えています。

 また、月曜日はアメリカ・イギリスがお休みですので、NYタイムは閑散としてくる事がメインシナリオとなりますが、それが先週末の引け間際の買い上げに繋がっている事を考えると、やはり投機系は100円のストップにチャレンジしているのであろう?と言う考えは的を射ているようにも思います。

 あとは、実需との戦いとなる訳ですが、97円で山のように観測されていた実需の買いオーダーを消化せずに上昇したドル円なので、オーダー切り上げで100円に入れている事も容易に想像ができます。

 つまりは100円の堅さはお墨付きとなってくる訳ですが、さてさて、しかしながらマーケットはチャートに引き寄せられると言うのも良くある話なので、来週はそう言った100円を巡る攻防と、月足の形状(陰線陽線)を巡る思惑を楽しむ1週間となるように考えています。

 アナリストの多くはファンダメンタルズ的要因などから、「100円割れを考えるのは無謀だ」と言う方が多いですが、実際、ファンダメンタルズ的要因に即して株価が調整下落している訳ですので、後ろ盾が無くなっているドル円相場が次に調整してくると考えるのであれば、比較的弱気に推移してくるのではないでしょうか?