100円ファンドの仕掛け

 [2013-5-10] 「あっ!書いていたのに、アップロードするのを忘れていました(笑)」。11日になって10日分に書いたものを掲載しておきます(笑)。昨日は、落ちないドル円に苛立ち、今週頭からの売りを98.70辺りで順次解消し、小額の買いを持っていたのですが、まさか100円ブレイクするとは思ってもおらず、96円より上で持っていた中長期のポジションは全て刈り取られてしまいました。

 正直言って、意気消沈となっている訳で、100円突破により狙いは全て崩れてしまう状況で、ストップは狭く設定していあるので、口座全体としては、全く資産変動は無い状況となっておるものの、方向性を見失いトレードができない状況となっています。

 101円で売ってみたものの、自分としては納得のできないトレードで、戻りを狙う程度のアイデアしか浮かんでいません。

 そこで、昨日の仕掛けについてですが、昨日のブログ内で最後に少し書いていたように、切っ掛けは本日の輸入のフローを狙ったものから始まり、底値が硬い事を受けたモデル系の買い。

 ここで大きく跳ね上げ、モデルが撤退した後で、またファンド勢が狙いを定めた100円のストップを狙った買い上げが見られ、今朝方には輸入勢もそれに乗る形で101円突破と言った流れになっています。

 昨日のマーケット内の噂では、「アメリカがQEを止める」と言うものが垂れ流されており、日本の個人投資家までは余り流れてきていませんでしたが、ガンガン根も葉もない噂が後押しとなっていました。

 私は、大きく動いてくる相場に対して飛び乗りをする事は余り無いのですが、さすがに昨日の場合は大きく方向修正を必要とされる箇所をブレイクしてしまったので、意気消沈と言った具合に見ていました。

 長期的に持っている80円以下のポジションの利益はドンドン膨らんでいくものの、まだまだ利食いができないので意味も無い訳で、手詰まりと言った週末になってしまいました。

 今週の取れ高としては、損切を差し引いて、“マグレ”当たりのロングを入れて90pipsほどプラス益となっていますが、ショートの蓄えが大きくなっており全体で300~400pipsを狙ったもので有っただけに、その反動が大きく、私が如何にテンション↓なのかお分かり頂けるはずです。

100円突破までのドル円の流れ

 さて、もう本日は何も書く事は無いのですが、将来の自分のための財産としてドル円チャートだけ掲載しておきたいと思います。

 チャートはいつもの4時間足です。

ドル円2013年5月10日チャート4時間足

 このチャートからマーケットを見よ、と言う気合は無く、マーケットも同様に傷ついて比較的小康状態となっています。

 ただ、気になる点として、月足7連騰となっている先月までのローソク足の中、今月も陽線ならば8連騰となり、これは日本のバブル時代にも無かった異例中の異例のできごとになります。

 そのため、確率の世界で生きるトレーダーは売りで入るのが基本となってくるのですが、マーケットは100円を突破している事で、100円と言う壁を築いてしまいました。

 さて、この先、私は、やはり売り目線にて攻めていく事になりそうですが、ここから今月一気に落とす材料となるのは、やはりアメリカ発のニュースとなってくるように考えています。

 最近大人しいバーナンキ氏のニュース、それに債務上限について、この辺りがネックとなってくるのでしょうか・・。