ドル円は邦銀から需要

 [2013-5-21] 本日は、これから私用で外出しなければいけないようになってしまい、比較的簡単なブログの更新となってしまうことをご了承ください。

 最近、沢山の外出でブログ更新が疎かになっていると思うのですが、本当に申し訳ありません。

 ただ、この忙しくしている毎日が、私の将来には大きな力となる事を予期して行動をしております。どうぞご理解を頂ければと思います。

 さて、マーケットについてですが、本日は朝から邦銀からのドル買いが起こりましたが、全般的に明日への警戒が見られる動きとなる事を想定しています。

 本日は日本時間からの買い上げが有った事で、実は全体として買い需要が抑えられると言う展開となる事を気付かれている方がいらっしゃるかも知れませんね。

 マーケットは102円をターゲットにしている訳ですが、先週までの流れと大きく違う点として、海外時間に売りが進み、日本時間に買いが伸びる展開となっています。

 これは、日本時間に本邦系からのドル需要が102円台にてドンドン行われている事を意味している訳ですが、ある程度その需要が消化してきたならば、102ターゲットブレイクをして、堅いと言われている101.5辺りを目途にした攻勢があるのでは?とイメージさせられます。

 高値近辺では、海外からの持ち高調整需要が出ている事から、若干上値は重たく推移している事が分かると思いますが、これも明日・明後日と重要な発表が目白押しとなっているためだと考えられます。

 ここで、マーケットの買いを後押しするような内容が多数発表される事になるのであれば、もちろん105円を想定するトレーダーが多くなってくる訳ですが、はてさて、FRBはマーケットが思っているよりも若干ハト派気味だと思うのは、気のせいでしょうか?

本日のマーケット注目材料

 ブラード・セントルイス連銀総裁講演、ダドリー・NY連銀総裁講演、カーニーBOC総裁挨拶、3名の講演や挨拶が本日予定されていますが、この3名について簡単にイメージの補足として書かせて頂きます。

 まず、ブラード氏についてですが、4月の発言で「FOMCは金融政策の小幅な調整を受け入れる方向に傾くだろう」「金融政策はいずれ平常に戻る必要がある」と言うコメントを出しています。

 最近は少しタカ派色のあるコメントを出していますが、それでもまだ、緩和調整には早いと言う考えを持っているとマーケットが意識しているため、ブラード氏がタカ派的なコメントを残すのであれば、マーケットは買いで反応しやすく、反対に現状維持のような発言であれば、期待通りと言った事になる事を想定しています。

 次にダドリー氏ですが、このダドリー氏は次期FRB議長になるのでは?と言われている人物で、NY連銀総裁と言う常にFOMCのメンバーになる役職についている、FRBメンバーの中でも重要な事物です。

 ダドリー氏は、バーナンキ氏の懐刀とも呼べる、緩和推進派、つまりハト派な意見を述べる事が多いので、もしも、このハト派の重鎮からタカ派な意見が聞かれるようであれば、マーケットは強いドル買い反応を見せる事になるように想定しています。

 逆に、緩和据え置きのような発言となれば、若干オーバーシュート気味に緩和期待が進んでいるマーケットなので、それ相応のドル売りへと流れる事も想定しています。

 最後にカーニー氏ですが、彼は今後BOEの総裁となる事が予定されています。

 元BOE総裁はキング総裁なのですが、彼はどちらかと言えばハト派で、カーニー氏はタカ派だと考えられています。

 BOCの総裁としては、既に彼の発言に力は持っていませんが、BOEに関する発言がもしも飛び出すのであれば、それは注目材料になる事を想定してます。

 さて、本日は非常に走り書きとなってしまい申し訳ないのですが、私用があると言う事で、ここまでで終わりにさせて頂きたいと思います。本日も張り切って参りましょう!!