相場は嵐の前の静けさか?

 [2013-5-6] 本日は、朝からショートを打ち込み、ストップだけを入れて寝ていると良いところまで来ているかな?と期待しておったのですが、寝る前と全く相場が変わっていないと言う恐ろしいほどのヨコヨコ相場となっています。

 こう言った相場が続いてくれる保証があるのであれば、ゆっくりと眠りに落ちて、アラームやタイマーで目覚める必要も無い訳ですが、あと、1時間もすれば欧州勢が色々と仕掛けてくるため、のんびりしては居られません。

 さて、本日は前置きを短くして、いつものようにドル円チャートを見ていきたい訳ですが、NYタイムに向けての急激なアルゴリズムトレードが起こる事も想定されるので、長めの利益辺りを想定して動きたいと思います。

ドル円2013年5月6日チャート4時間足

 では、次に上のチャートについての簡単な解説ですが、値動きが無いのでほとんど解説する必要は無いと思いますが、大きなレンジとしては100~97円の3円の値幅が有ります。

 この値幅間をブレイクするような流れは想定していませんが、もしもブレイクするような動きが出るのであれば、大きなストップが見込まれるので、面白い値動きとなると多くのトレーダーが考えています。

 次に、流れ的には先週末大きく上昇したものの、依然として赤いトレンドラインにかろうじて支えられている、下降トレンド中である事が分かります。

 つまり、しばらく高値打ちに合い続けるようであれば、その後の下降相場へと転化する可能性も否定できないので、今朝方持ったポジションはホールドとなっています。

 もしも、下押しに来る展開が出てくると言うのであれば、98.2辺りを目途に一旦の下落余地があるように考えているので、私の見立てで申し訳ありませんが、それを下抜けしていくような動きがいつか必ず起こると想定しています。

やはり中国は若干失速気味か?

 本日、中国の4月HSBCサービス業PMIが発表されていますが、前回値+54.3に対して今回発表されたのは+51.1となりました。

 かろうじて50のボーダーは維持したところでは有りませんが、やはり、PM2.5による空気の悪化や水の汚染、さらにはインフルエンザなど、悪材料が根底にある中国にあって、成長率が止まる事の危険性を感じずにはいられません。(経済指標データグラフ:中国4月HSBCサービス業PMI)

 また、3月のデータとなりますが、小売売上高<季調済>(前月比)についても、前回値+1.3%に対して、結果は-0.4%と、前月からの頭打ちのデータが発表されています。(経済指標データグラフ:オーストラリア小売売上高<季調済>(前月比))

 もしも、この辺りの失速が意識されるような相場展開となるようであれば、リスク回避の動きを取りやすくなるわけですが、最近の相場材料が無い事を考えると、そろそろ何か起こりそうな予感を感じさせるデータであるように思います。

 さらに、日本・アメリカ・欧州による通貨安戦争が既に勃発し始めようとしている中、今後は緩和の影響を受けての更なるキャリートレードの加速が考えられますが、その梯子外しへのリスクが大きく膨らみつつあるのも事実だと思います。

 株価も既に完全にオーバーシュート状況に有る中、このまますんなりと上げていくようには思えず、何かの切っ掛けをマーケットが探し始めているように考えています。