値動きが難しい時の対処

 [2013-5-1] 本日から5月に入って参りましたが、早いもので、既に1年の内の3分の1を紹介してしまいました。

 皆様は今年の相場でいくらくらい取れているでしょうか?恐らく今年のようなドル円の相場展開では、多くの方が大儲けされている事と思いますが、私はざっと計算すると2~3万pipsほどの利益となっています。

 もちろん、1つ1つのポジションに対しての獲得pipsなので、分散エントリーや玉の大きさが違うため、直接収益とは結びつかないのですが、この獲得pipsは正直「かなり良い出来高」のように考えています。

 もちろん、今年に入りこれほどのパフォーマンスができるようになっているのは、値幅が大きく関係しているのですが、特に私のような逆張り思考の方にとっては、嬉しい悲鳴と言ったボラティリティのように思います。

 さて、昨日は、完全に予想通りと申しますか、完璧に機能した相場観で、約100pipsほどの利益を出す事ができたのですが、今日の相場は少し難しいと考えています。

 そこで、本日は「値動きが難しい時の対処」と題しまして、後半にて値動きが難しい展開となっている時にどのようにマーケットに対して向かっていくのか?について書いてみたいと思います。

 もちろん、その前に、本日のドル円の値動きを難しいながらも考察しておきたいと思います。

ドル円2013年5月1日チャート4時間足

 まず、本日のトレードが難しい要因として、欧州がお休みと言う事、日本がゴールデンウイークの谷間、さらにはアメリカから影響力の強い指標が発表される予定であることの3点が上げられます。

 そのため、チャート通りに動くかどうかについて、少し疑問を持ちながら行動する必要があるのですが、1つの材料で相場が様変わりにかねない日とも言えますので、注意が必要になってきます。

 上のチャートを見て頂きましても、ラインが非常に多く走っている事が分かりますが、材料次第でどうにでも動く相場となるので、チャートのテクニカル意識は余り強く持たなくても直近の動きに対しては良いのでは?と考えています。

 下値を攻めるような悪材料がアメリカから発せられた場合には、やはり仕掛けも重なりターゲットは95.5のストップと言う事になっていきますが、このストップは非常に重いので、特に買いが入る事が想定されますので、大きく下値を伸ばす展開となるのであれば、おいしいポイントと言えます。

 また、このラインを割り込んでくるならば、80円台が見えてくるポイントでもあるので、黄色でKEYと書かせて頂いておりますが、これより下には、93円と言うラインも堅そうなので、割れるならかなり強いラリーが毎日見える位置まで相場が下がってくるので面白くなりそうだと思っています。

 直近の形では、ダブルボトム形成が行われているので、ネックラインさえ抜ければ高値追いの展開となる事が想定されますが、どちらかと言うと、動きにくいのが今日の相場ですので、ゆったりと構えたトレードで望みたいと考えています。

値動きが難しいならば入らない?

 良く、値動きが難しいから今はトレードをするタイミングではない。と言う言葉を聞きますが、私もそれに大賛成する人間の1人です。

 正直、半信半疑のままで持ったポジションほど、扱いにくいポジションを無く、それは、そのポジションに対して魂が込められていないからです。

 「何となく入ってしまった」と言う状況で取引をしてしまうと、ストップもリミットも曖昧になり、一番問題なのは、相場が読め切れていないにも関わらず勝ってしまう事もあるからです。

 そういった、ラッキーパンチのホームランを打ってしまうと、次のトレードからどうしてもホームランを狙うようになってしまい、曖昧な材料で取引を重ねてしまい、結局はラッキーパンチ分の利益を吐き出してしまう事もあります。

 とは、言うものの、私は分からない相場に対しても果敢に挑むケースが多くあるのですが、それは、「分からない」と言う状況を利用したトレードです。

 例えば、本日のような展開ならば、後に大きな材料が待っているので動きにくいと言う投資家がほとんどとなるなかで、相場はレンジを刻む可能性を頭に浮かべます。

 レンジの展開となるのであれば、後はその高値安値を狙っていくわけですが、後は、材料が出た時にブレイクで利が乗れば完璧と言うトレードになります。

 もしも材料が出て、マーケットが逆に動いた場合でも、ストップが掛かるだけですので、損害も無く長いトレードを狙える事になります。

 しかしながら、そうは言っても狙うに狙えない時と言うのも、本当に多くあるのがマーケットです。

 そう言った時間に、私は1人、ニュースをまとめたり、指標を見直したり、またはニュースを読み返したりと言う作業を行っています。