ドル円来週のトレード

 [2013-5-19] 本日は、日曜日と言う事で来週に向けたドル円の展開を考えていきたいと思います。

 まず、何といっても来週水曜日の日本の政策金利決定会合での黒田日銀総裁の発言と中身、それと翌早朝に予定されているFOMCの議事録要旨です。

 マーケットの見方としては、日銀は一部の国で金融緩和空襲とも呼ばれる金融緩和を決定したばかりですので、今回早速追加緩和と言う話は出ない事が想定されています。

 そこで、恐らくは黒田総裁の発言について、中身は現状維持のままで、後は中身が緩和よりなのか?それとも引締めについて言及するのか?と言ったところです。

 次に、FOMCについてですが、前回のFOMC時にバーナンキFRB議長からの発言が得られなかっただけに、今回のFOMCの中身への注目度と言うのは、いつもに増して高いと言えると考えています。

 注目材料としては、前回の会合で、具体的な引締め時期や状況にについて検討が行われていたのか?つまりは、中身がどれほどタカ派よりなものとなっているのか?と言う事に集まっています。

 恐らく、最近の地区連銀総裁の話を見る限り、メンバーの多くはタカ派よりにシフトしてきている事が示唆されているため、内容的にはタカ派なものとなる可能性が高いと考えられます。

 そこで、全体的な材料を考えると、月曜日・火曜日と、円売りドル買い傾向が強いのではないか?と言う事が示唆される訳ですが、「来週の流れを決める」と言う意味となる水曜日を前にしてはポジション調整等が行われる事が考えられるので、その辺りは上手くショートで乗りたいと考えています。

 次に、アメリカの債務上限についてですが、今までのところ大事に成らなかったと言う事で、それもドル買いを誘う材料となるので、その辺りも留意しても、五十日と言う事で明日の朝は買い方向での動きが基本となってくるように考えています。

 チャート状況から考えると、上窓が比較的大き目に相手くれるようであれば、そのままショートに入ると日足・週足レベルでの切り下げ足を付ける可能性もあるので、月曜日の高値は売りで入っていく事を考えています。

 また、少し長めの流れを考えてみても、やはり来週(月曜日からの1週間)もしくは再来週に高値を付ける事が比較的望みやすいチャート形状となっているので、ショートは少し長めのトレードを意識して、刈られても長い益を狙うポジション建てを作って行く予定をしています。

 最後に、本日の更新は、アップロードするのを忘れてしまっており(笑)、7時(今)になって更新となっている事をお詫びさせて頂きたいと思います。