ドル円上昇一定の目途か

 [2013-5-20] 今週も1週間がスタートしてしまいましたが、今月に入り私のブログを読んでいらっしゃる方も薄々お気付きかと思いますが、5月のパフォーマンスは決して良いとは言えない状況で、どちらかと言うならば“悪い”と言ったところです。

 そこで、「現在の私の相場観を参考にされるのは良い考えでは無い」と言う事を事前に話させて頂いた上で本日のFXブログを更新させて頂きたいと思います。

 さて、それでは本題に入っていきたいと思いますが、本日は下窓でのオープンとなっているドル円相場ですが、私の考えでは上窓(小さなもの)を想定していただけに、残念なスタートとなっています。

 基本的には中期的にはショート目線、短期的にはロング目線にて相場を追いかけているため、本日は103円をバックにして売りを入れていますが、やはり高値余地を残している中で、このまま値崩れを起こすと言うのは少し違和感を感じるため、何かしらの上攻めは欧州・NYタイムには発生するであろうと考えてポジション取りをしていく予定をたてています。

 直近の関心のあるニュースでは、甘利明経済再生担当相から「政府として一段の円安が進んだ場合のマイナス影響を注視する姿勢を示した。長期金利上昇については、財政再建への姿勢を示すことが大事だと述べた」との発言が出されており、これ以上、加速度的に伸びていくドル円相場について牽制的な発言が出ている事に注目しています。

 今回のアベノミクスによる円安動向について、世界からは「政府が日銀をコントロールしている」との思惑があるため、政府から歯止め的な発言が出ると、やはり上値が重くなる特徴があるように考えられます。

 そこで、103円より上の水準では、それらの考えがマーケットにくすぶる事を留意した上でポジション作りをしていこうと考えています。

 次に、本日、エバンズ・シカゴ連銀総裁の講演が予定されていますが、最近少しタカ派的になってきているため、意思の変更が無いかに注目しておきたいと思います。

ドル円相場4時間足チャート

 さて、本日も後半にドル円チャートの4時間足からマーケットを見ていきたいと思いますが、先週末は週末需要とも言えるような買い上げが行われたドル円ですが、チャートの形状を見る限りではかなり“いびつ”なものともいえる形になっています。

 まずは、チャートに作画してみたので、そちらからどうぞ。

ドル円2013年5月20日チャート4時間足

 現在マーケットは白いレンジで挟まれた間での推移と言う事になっているので、本日もまたレンジ相場を意識したトレードを基本として、ポジション作りをメインとした取引を考えています。

 ポジション取りが最近長くなっていますが、そろそろ上手くポジションの形を作りたい時期に入ってきているように考えています。

 基本的にレンジ相場を想定していますが、上窓が埋めそこなっている部分もあり、その辺りを狙った買い上げもロンガーとしてはしやすいだろうとも考えます。

 高値は積極的に売りへと手を出してみて、高値抜け(レンジブレイク)となった場合においても、売りで付いていき、トレードの形を作りたいと考えています。

 上手く乗れれば、ショートも有る程度の値幅が狙えるポイントまで上昇が来ていると考えているので、101台におけるオーダーを超えられれば・・と言う事を考えています。

 ただ、下値に差し掛かると買いが非常に強いと言うのもまた事実で、私のショートとマーケットのロングの我慢比べになっているのですが、トレードのバランスは崩さずにいつものようにこの買い上げのショートも上手くつかめればと考えています。

 ではでは、今週は水木にばかり注目が集まってきますが、張り切って参りましょう!