米国から日本に対して釘

 [2013-5-9] 本日は、マーケットの話を始める前に、今週末のFXファイブのブログ更新について少し報告させて頂きます。

 今週の日曜日、5月12日のFXブログについてですが、私用が取れてしまっており、朝早くから家を出て帰宅するのはどうやら次の日になってしまいそうで、1月1日以来と言う事になりますが、FXブログをお休みしなければいけないかも知れません。

 代案として、5月11日の深夜に書き始め、12日に更新ができると良いのですが、その時間に更新をすると、余りデータが揃っていない可能性が有り、良質の相場観を持てていない可能性も有ります。

 毎日、FXファイブのブログを読んでくださっている方々には大変申し訳ないのですが、その旨、御理解頂ければと思います。

 それにしても、「2013年に入って一度も休んでいない」と言う事の方が、私にとってちょっと驚きなのですが(笑)。

 さて、マーケットの話に移っていきたいと思いますが、今週末にG7を控えて、再びアメリカから日本に対して釘が打たれようとしています。

 それは、今朝方、米財務省から「日本の最近の行動を注意深く監視する」と言う形で発言をされています。

 この事について、市場は無反応だった訳ですが、前回はG20を前にして、そして今回はG7を前にして、とアメリカの考えはマーケットにお見通しと言うところでしょうか?

 要するに、米国が打てる手段と言うのが段々と無くなってきている中で、世界的に金融緩和が再発し始めている中で、手ごろに緩和を否定しやすい日本をやり玉にあげようと言ったところでしょう。

 今後、世界的に緩和が継続していくならば、米ドルの値上がりは避けられない状況で、それは輸出を押し下げ、株価下げにも動く事になり、米国債の利回りについても影響を与える可能性は大となります。

 「今まであれほど金融緩和を行ってきて、近隣諸国だけでなく、世界的に迷惑を掛けてきたアメリカが何を今更言っているのだ?どう思うワトソン君」と言ったところですが、やはりジャイアンは強いと言ったところでしょう。

 円安の動きについて、先日、大手銀行のレポートでも100円突破は時間の問題だと発表が有りましたが、個人的に気になる点があります。

 それは、どうやら本邦系の輸出企業が売り玉のヘッジポジションを解消して買い玉にしているとの話でした。

 これは100円以上の値動きが起こる事を想定しての一部ポジションの変更で有ったと思うのですが、今後ファンド勢にとって円高方向に動かしたくなる材料である事には間違い有りません。

現在のドル円の簡単な動き

 さて、本日も後半でドル円チャートを使って、直近の値動きについて紹介していきたいと思いますが、気が付けば後半でチャート紹介をしている事に凄く違和感があります(笑)。

 それは、前半部分でほとんど書いておきたい内容は出し尽くしているので、後半が必要なのか?と言う疑問が浮かぶからですが・・・。

 ですが、チャートにまとめるのが好きなので、本日も紹介しておきたいと思います。

 では、下のドル円の4時間足チャートをご覧ください。

ドル円2013年5月9日チャート4時間足

 まぁ、値動きが小さいので、チャート上で説明する事は何もなく、昨日と変わらないと言ったところです。

 しかし、ここ数日、目につくのがモデル系ファンドの参入していると思われるフローです。

 モデル系が入ると個人投資家は負けやすい相場になるのですが、ここ数日のポイントは40pipsを意識したトレードで組み立てると言うことです。

 上下に堅い動きとなっているので、ファンドがストップを狙って仕掛けては、利食いを繰り返しているので、比較的狭い範囲で強い買いサインが出たり、売りサインが出たりするようになっています。

 そこで、私がとる行動は2パターンで、1つは以前からのポジション(ショート)をカットされるまでホールド、その上で、短期的には上下で売り買いを繰り返していると言う状況です。

 本日は、欧州時間にそろそろターゲットについて貰わないと、明日が10日なので、輸入系のドル買い需要を見越した買いがNY終盤に入る可能性があります。

 そのため、早めにターゲットへ・・と言った事を考えている訳ですが、後は神のみぞ知ると言ったところでしょうか。