ドル円の未来を雇用統計に

 [2013-5-3] 本日はアメリカの雇用統計が予定されていますが、特に雇用統計については後半で簡単に個人的な展望を紹介していきたいと思います。

 さて、昨日のトレードも「FOMCと欧州の利下げは如何に」で紹介している高値が見事に嵌ってきてくれたお蔭で、150ポイントの荒稼ぎとなりました。

 最近の相場は、個人的に「できすぎ」感が否めない訳ですが、これから大外しも有る訳ですので、こうやって4月5月までに稼ぎが出せている状況には大変安堵しております。

 少し話が変わりますが、先週、知人から「お前のブログは分かり難い!専門的な言葉の解説も入れろよ!」と言う忠告と注文を受けてしまったのですが、そこまでフォローするべきなのか?現在模索中となっています。

 このFX-5のブログは、どちらかと言うと、初級者を対象にした文面となっていない点が大きな課題で、正直、時間を削ってドル円について書いているだけでも結構な負担となっています。

 そのため、できるだけ、そういった初級者のための知識と言うよりは、実践でマーケットを追いかけている様を書いていきたいので、迷ってはいますが今のスタイルで書いていきたいと考えています。

 友人のツッコミも厳しいのですが、分かり難い点、しばらくご容赦頂ければと思います。

 では、いつものようにドル円の4時間足に対して色々と書き込んでみたので、まずはそちらのチャートからご覧ください。

ドル円2013年5月3日チャート4時間足

 まず、マーケットは御存じの通り、日本はゴールデンウィークの後半に突入した事から板が薄い状況になっており、狭いレンジ構造を築いています。

 今夜の雇用統計があると言う事で、その結果によって、「この先ドル円相場の動きが決まってくる」と言っても過言では無い状況になっている事が上のチャートから分かって頂けると思います。

 そこで、今日の私はそれまで、今週の利益が結構出ている事もあるので、無理なポジション取りについては止めておこうと思っています。

 どちらにせよ、レンジのトレードが苦手なので、方向性が定まってから行動を起こしても良いのでは?と言う考えもあるのですが、特にアメリカの指標が強弱入り混じっている内容と言う面もあります。

 本当のとこはショートをホールドしている事もあり、97円を割り込んでくれる事を期待しているのですが、そのどれくらい強い買いオーダーが控えているのかも未知数と言うことなので、今日割れなければ月曜日の仕掛けにも注目をしたいと考えています。

雇用統計は前回修正値にも注目

 さて、本日の雇用統計について少しだけ紹介して本日のブログは終了したいと考えているのですが、正式名:米非農業部門雇用者数は、前回+8.8万人予想+14.5万人となっています。

 ここで注目しておくのは、ADPの雇用統計結果なのですが、ADPの方は予想+15.0万人に対して結果は+11.9万人となりました。
(経済指標データ:米非農業部門雇用者数グラフへADP雇用統計(前月比)グラフへ)

 ADPの結果を見る限りでは、そこまで強い結果を想定しにくい訳ですが、私の見立てでは、それまでの失業者の発表やチャレンジャー人員削減数の結果などから考えても、「14万人以上では?」と、強めの数値予想となっています。

 もしも数値が14万人程度ならば、失業率の推移にも注目が集まってくるかと思うのですが、こちらも予想通りの結果7.6%と言う値となるようならば、注目すべきは前回の修正値になるように考えています。

 それは、前回8.8万人と言う結果を出した雇用統計ですが、直後に「上方修正が入るのでは?」と言う意見が連銀の総裁らから聞かれています。

 つまり、マーケットは既に上方修正について期待感があるので、もしもこの修正が下方修正となるならば、それはサプライズ、もしくは変更なしで有ったとしても、ネガティブ材料になる事が考えられます。

 雇用統計の数値について、5月を正に占う事になるので、悪い数値が出れば97円を狙うアタックで、来週月曜日に期待が膨らんでくる訳ですが、さて、結果を楽しみにしながら、私はしばしの休憩へと入りたいと思います。