ドル円下抜けトレンド割れ
ドル円4時間足のチャート
さて、後半はドル円の4時間足チャートです。
週末に、結構な利益が出たので前半張り切り過ぎてしまい、今度は私の持ち時間が無くなってしまいました。今日もドル円はチャートだけです。
チャート的には、あと10分で足が確定しますが、反発傾向を作った陰線下髭で引けそうで、ちょうどネックラインとなっている事から、この辺りの高値で叩かれ、さらに下髭を付けるような展開となるならば反転を考えたいところだと考えています。
ただ、全体的には月足レベルでの争いとなるため、引け値は101.5辺りとなり、もう少し底値101.2くらいの争いとなるのでは?と言った漠然としたイメージも持っております。
[2014-2-28] ドル円が落ちてくれたので、100ポイントを奪取する事に成功し玉が大き目だったことも有り、今週も結構な利益となりました。
通算しても今年に入りひと月ベースでの負けは無しで、ポジション額による計算では無く、ポジション大小に関係無いポジション別のpips高にすると、恐らく3000~4000pipsくらいは取れている?もしくはそれ以上となるハイペースとなっています。
ブログを読んでくださっている方も、今年に入り「マーケット観が大きく損なわれている時が継続していない」事をお気づきになられているのか、メールにて「感謝」のお手紙を頂く事も昨年の5倍くらいの数となっています(返信が出来ていない方申し訳ありません(涙))。
さて、本日は頭を打たれて下落したドル円ですが、こうしたマーケット観の導き方について簡単に紹介してみたいと思います。
まずは上のチャートを見てください。
上のチャートは先日私が作成しておったドル円の4時間足レベルでのチャートですが、トレンドラインが有り、102に完全とは言えませんがネックラインを作っています。
こうしたチャートは基本的にトレンドラインブレイクが難しく、場合によっては一気に上値を抜けてしまう事が多いチャートと言えるのですが、良く見て頂けると、3つの山の内、真中の高値をベースにして、高値切り下げ、安値切り下げの頭打ち底抜けが起こっている事が分かります。
こうしたケースで、先日の上げが上値抜けをするような状況ならば、私のショートはギブアップせざる得なかったのですが、上値は102.2辺りまでだった事で、下値が一気に伸び、本邦の輸入系からの売りも手伝って利が伸びた形と言えます。
と、言うのは悪魔でチャートベースのお話なので、私の場合には損切やエントリーを何処に置くかの目途でしかありません。
基本はファンダメンタルズ重視ですので、続いては、どのようにして月末ドル円売りを考えたかについて簡単に紹介してみたいと思います。
ファンダメンタルズ面では、ウクライナ・トルコの政治情勢の悪化に加えて、中国の景気失速感・米国経済回復への不安視など、いくつかの不安要素がありましたが、こう言ったものがマーケット全体にドンヨリとした空気を落としていた事にお気付きになられていたでしょうか?
値動き的なもので言うならば、日経が上値が重い、米国債が買われているなどがあると思うのですが、そう言ったデータを365日見ておりますと、何か不完全燃焼な状況にある事が想像できました。
そこで、私はドル売り円買いが起こる事を、このブログ内で今週の頭から書いていた訳ですが、先日、このブログを読んでくれている幼馴染みから電話が有り、「流れを知るための、もっと特徴は無いのか?」と突っ込まれてしまったのですが、こればっかりは「毎日ニュースを読む事」としか言えませんでした(先日の1024円に戻りが入った時に電話が有ったので、友人も半信半疑でした(笑)「おいK!!今のマーケット見てみんさい(笑)」)。
と、ここで「ニュースを毎日見るだけ」で切り捨ててしまっては、全く芸が無い内容になっているので、もう少しだけ詳しく紹介すると、例えば、ウクライナ情勢の悪化や北朝鮮のミサイル発射と言った状況で、円買いが起こりやすい状況で、会社の関係でドルを買わなければいけないとします。
米ドルは既に月の頭に大量にドル買いオーダーを出し、まだしばらく余裕はある状況となっているのですが、それでも今ドルを買いますか?
反対に、ドルをホールドしていて円需要があります。
マーケット全体がどんよりしている中で、いつ105円台まで戻ってくるかも分かりません。
102円ならば、十分に為替差益は得られるレベルです。
特に急遽需要が有る訳では無いけど、リスクヘッジのために円を買っておくか?ってなりますよね。
もちろん、企業だけでは無いのですが、私たちが読んでいるニュースは他の人たちも読み、それぞれの立場でそれぞれの理解の元で取引を行います。
そのバイアスをニュースから導き出せると、ちょっとだけマーケットが分かった気になったりするのですが・・。
と、偉そうに言える身分では無い私のタワゴトとして、受け止めて頂ければと思います。
武器は、「ニュースを材料にして、人の心の動きを感じる」、これは結構使えると思いますよ☆