月曜日は日本時間に売り構え

 [2014-2-9] 昨夜、突然友人から電話が入り、「雪で車がスリップしてしまい溝に落下しそうだから助けてほしい」との連絡を受け、寒い夜の中、慌てて駆けつけました。

 すると、溝と言っても3メートルほどの深さと2メートルほどの幅がある大型の農業用水路で、ワンボックスカーの左前輪は完全に溝の中へと突っ込んだ状況で、少し手を掛けただけで車が上下するほど斜めに傾いた状況となっておりました。

 確実に2名では持ち上げる事は完全に不可能だったので、私は他の友人2名をさらに呼び寄せ大人4人がかりで車を持ち上げ、2時間ほどの騒ぎでしたが、何とか溝から脱出する事ができました。

 皆様も雪の中の車の運転には、十分注意して頂ければと思います。特に私のような田舎にいると、助けを呼ぼうにも人通りが無く、本当に苦労する事になりますので(苦笑)。

2014年2月9日ドル円4時間足チャート

 さて、それでは明日のマーケットについて考えてみたいと思いますが、私が狙っている明日の注目材料は3つ有ります。

  • 1.日本の貿易収支
  • 2.テクニカルライン
  • 3.日にち的要因(五十日と日本休日)

 これだけ材料が揃えば、正直、個人的には「堅いかな?」と思ってしまうような、鉄板の月曜マーケットとなる事を想定している訳ですが、一体何が硬いと思われるかと言うと「日本時間の高値売り」です。

 まず、日本の貿易収支が発表されますが、この数字についてはマーケットは余り大きく反応を見せないのですが、最終的には貿易赤字をベースにした円売りへと波及するのが一般的だと言えます。

 ここでどのような数字が発表されるかは未知数では有るのですが、基本は底堅く推移させる要因となり円売りドル買い傾向を見せる可能性が高いのですが、上のチャートを見て頂けると、ダブルボトムとオレンジ色の日足レベルでのテクニカルラインが102.7でほぼ重なっている事が分かります。

 このオレンジラインについて、もう数週間ずっと描き続けている訳ですが、このラインの上抜けは、マーケットが強気へと転化するポイントとなるため、基本は堅いと見ておく事になります。

 次に、仲値に向けて、明日は五十日となっており、さらに火曜日が日本市場がお休みとなる事から、それなりにまとまったフローが出るだろう?と言う憶測がマーケットから出ています(これが先週末のドル円の強さに起因していると考えています)。

 そこで、私の狙いは日本時間内の高値で売りを入れておけば、それなりの戻りを手にする事ができるのではないか?と言う事です。

 もっと簡単に書くと、日本時間に売って、火曜日の日本がお休みの間に売り込まれたポイントで利食いすると言う流れです。

 そして、先日も紹介しておりますが、米雇用統計の動きに対して、現在違和感を感じているため、そう言ったものをマーケットが修正してくれるのでは?と考えている訳です。

 私の考えを理解できない人にとっては、このトレードの組み立てはチンプンカンプンかと思いますが(笑)、珍しく明日は売りへと流れやすい材料が揃っているので、ちょっと頑張って売ってやろうと考えております。

 また、こう言った材料揃いの状況では、私の勝ち負けが非常に分かりやすく、日本時間の高値が売りポイントとして機能するかどうか?に掛かってくる訳ですが、テクニカルラインも有り、NYタイムに上げれば損切りと言う非常に勝ち負けが分かりやすく、長く狙える良いポイントのように考えております。

 シンプルなトレードなので、負けた場合には逆にマーケットに対する目線を全て1から再構成する必要のある月曜日となりそうですが、明日からも頑張ってみたいと考えております。

 追記:メールで「チャートは何を材料にして作っていますか?」と言うメールを頂きました。
 チャートは私のオリジナルで、基本的にはマーケットのフローやテクニカルライン・トレンドを意識して紹介しております。また、普段見ているチャートはローソク足だけが表示されたプレーンなもの(トレードの90%はこれを見ています)と、移動平均線(EMA)とRSIにテクニカルポイントを過去10年程度追いかけたものをベースにして作ったものを見ており、上のチャートは紹介用に毎日新規作成しているものです。