ドル円は下抜け後レンジへ

 [2014-2-17] ドル円は朝から底抜けをしてくれましたが、私はアイデアが無かった事から事なきを得て、レンジ上限で持っていた101.42で利益確定し、結果、残りカスポジションでしたが120ポイントの利益が上がっています。

 これで短期的な売りポジションは整理されて、残りは長めを意識した105.2台のショートがチラホラと残っている程度となっております。

 さて、基本的にレンジ局面を意識していた私としましては、朝からの攻勢に対して少し驚いておった訳ですが、驚きが入っていた分逆張りロングもいれておらず、短期的な売買は現在のところできておりません。

 ただ、気になる点としては、通常ダブルトップのターゲットはキッチリカットしてくるような事は余り無いので、今回のように101.38と言った少し手前でのUターンについては、チャート的に見ると少し不自然な状況となっているように思っております。

 そこで、先日作成したドル円チャートをもう一度見直ししておきたいと思います。

2014年2月16日ドル円4時間足チャート

 こうして見ると、先日少しだけ指摘していた三角持合い(フラッグ)がブレイクされた事が本日の朝からの下攻めに繋がったと思う訳ですが、チャート的に見ると、上下どちらにも振れる展開で有ったと言う昨日の想定は間違っていないように考えます。

 強いて言うのであれば、テクニカルラインとして表示しているオレンジ色のラインより下で推移している事から、マーケット全体的には弱気を示しておるくらいかなと・・。

 ただ、ダブルトップの底値をさらいに来たと言う事で、今後、チャート的には、そのネックラインとなっていた102.00がキーポイントになってくるので、このライン辺りで頭打ちになるようならば、念願の100.6辺りを狙ってくる動きになってくれるのでは?と言う期待も出てきます。

 しかしながら、最近のマーケットは、今回のギリギリ到達手前で有ったように若干チャートからズレル展開が多くなってきているように考えておりまして(本日のターゲットライン手前で利食いもそれが理由)、通常であれば材料不足になるとチャートが頼りになる中で、こう言った動きは困ってしまいますね・・。

 次に、チャートの話題から離れまして、サントリーの話題が少し出ていたのですが、サントリーのM&Aに絡み1兆円規模の資金調達が必要で、その資金調達を米債を売り払う事で賄うとの見通しが報じられております。

 1兆円規模のM&A(企業買収)との話なので、さすがにマーケット参加者も気にしながら見ているニュースかと思いますが、ドル円にとっては底堅く推移することが想定されるニュースなので留意しておきたいと思います。

 最後に、本日は、アメリカがお休みと言う事もあり、特に短期売買をするような値動きが出ない事が今後想定されますが、やはり先に紹介したように102円がこれからテクニカルポイントとしては目に付くので、この辺りまで上昇してくるようならば、利食い売りの流れに乗って、数pipsは狙ってみようと考えております。

 また、やはり100円台と言う事になると、本邦勢からの多くの買いオーダーが並んでいる事が考えられますので、余り下がる事はアメリカ時間に想定しておりませんが、押してきたならば、買いで短期トレードでも20ポイント程度狙えると想定しております。

 結果、レンジ相場と言う見通しは若干下値を切り下げたものの変更はせず、レンジラインを下げて考えたトレードで望む予定をしております。

ドル円4時間足のチャート

 さて、それでは本日もドル円の4時間足チャートを作っておいたのでご覧ください。

2014年2月17日ドル円4時間足チャート

 チャートを作成しておきましたが、やはり基本は102.00のラインになってくるように見えます。

 ただ、1つだけ私の問題となるのは、ソチオリンピックでして・・・。オリンピック好きの私としては集中力の低下が甚だしいです・・(涙)。

 終ると寂しいオリンピックですが、4年前のバンクーバーオリンピックは現地観戦をしていただけに、懐かしい思いに浸る今日この頃です。