輸入系の買い強ドル円相場

 [2014-1-22] 先日は、104.718でショートを打ち込み、抜けてきた場合には「徹底的に叩いてやろう」と考えておりましたが、案の定一発で仕留める事ができ、思いのほかドル円が落ちてきたくれた事で、70ポイントオーバーの中距離打を確定させることができました。

 本日は、また厄介な状況で、下値でロングする事について少し躊躇している間に睡魔に襲われまして(笑)、アラームで目覚めると一気に買い戻しが入っている状況に面喰いました(アラームの設定値が非常に甘く104.48にしていたので時すでに遅し)。

 と言う事で、再度高値売りで入ってやろうと考えておりましたが、まだショートポジションの残りカスがあると言う事で、現在は新規ポジション建てのショートは打ち込んでおりません。

 以下は先日作成したドル円の4時間足チャートです。

2014年1月21日ドル円4時間足チャート

 104.5以下では本邦輸入系のオーダーが入る可能性が有った訳ですが、先日大量に出された輸入系からのオーダーに少々落ち着きを取り戻すかな?と想定していたところ、眠っている間にガッツリとした買い上げが入り現在に至ります。

 特に、マーケットニュースによると、103.95辺りから、かなり強い買い上げが有った模様で、それにソブリンも参加したと言う事で、104.5辺りまで断続的にドル買いを出し続けた模様です。

 この104円近辺では、最近かなり本邦系輸入企業からのオーダーを観測している訳ですが、それでもマーケットの頭が重く、上値を突っかけにいく状況となっていない事から、「これは本格的な落ちもあるかな?」と個人的に想像を膨らませている訳ですが、如何せん、マーケットの材料不足感が気になります。

 次に、来週行われる予定のFOMCに関して、順当に本年度中に緩和を終了させるのであれば、「100億ドル程度の緩和幅縮小が起こって当然」と言うレポートが比較的多くのアナリストから出されており、マーケットのコンセンサス(総意)では100億ドルをベースに考えて、来週には若干のドル買いスタートとなる事も、これから週末に向けて考えていくべき点だと考えております。

 ただ、その100億ドルの縮小が発表された場合のマーケットの反応に対しては少し難しい点が多いのですが、本邦輸入系の企業は、恐らく「100億ドル縮小⇒ドル買いになる」と言う点を考えてのFOMC前のドル買いで動いている可能性が考えられます。

 そう考えるならば、逆に「米株下げ⇒日本株下げ⇒ドル円下げ」で反応するようなケースでは、下支えの輸入系の買いが無くなり、逆に落ちやすい展開になってしまう事も考えられるので、今からですが来週の動きについてワクワク感で一杯になっております。

 最後に、やはり気になるのは米国株の動きで、本日もこれからの時間は米国株の動きを見て行く事から始めたいと思うのですが、これから量的緩和が縮小されていく中でも、まだ緩和が行われているため(米国のマネー全体の流通量は増える)、それをどのように考えて行くのか?ここまでの緩和は市場の織り込み済みだったのか?そのマーケット参加者の考えを探りながらトレードをしていく事になりそうです。

ドル円4時間足のチャート

 さて、本日もドル円の4時間足チャートを作ってみましたが、輸入系からのオーダーが活発になっている事がチャートからも見えてきます。

2014年1月22日ドル円4時間足チャート

 気になる点としては、オレンジ色のテクニカルラインよりも手前で買いが断続的に入る点なのですが、このテクニカルラインを下抜けした場合には、それなりに深く刺さってくる事が考えられる中での買い上げとなっております。

 これが下げのフラグに繋がるかどうかはまだ分かりませんが、しばらく地合いは「底固めをした」との感覚を持ったままNYタイムに突入して来る可能性を考えております。

 結局のところ本日の取引はいつも通りとなりますが、NYタイムに入った後の株価の動きがキーポイントになると想定しています。