「米雇用来週のドル円相場」について書き殴る
[2014-1-12] 兼業トレーダーの弊害と申しますか、先日土曜日に友人と会食に出かけており、ブログの更新ができませんでした。
この友人は、中学時代に朝8時から夜8時まで、12時間体制で私の家でギターをかき鳴らしていた友なのですが、現在では立派に小規模会社の社長になっており、昔の話題に声をはずませながらも、「私の企業立ち上げに対して協力を惜しまない」と言ってくれました。
このブログをFX関連の話題で埋め尽くしたいのは山々ですが、悪魔で私のブログと言う事で、本年度は特にこうした私の行動についても書く事が増えてくる事になるかと思うのですが、先日友人から聞いた「少し面白い話」について、まず文頭で紹介させて頂きたいと思います。
今後、日本はTPPに参入する事になり、輸出関税の撤廃を受けて食料品の輸出もドンドンと加速していく事が考えられる中、私がその友人に対して「これからは無農薬で野菜や果物を栽培する時代だ」と切り出したところ、「それは無いな」と一刀両断されてしまいました。
友人が言うには、「まず無農薬野菜を作るためには、3年間無農薬で野菜や果物を作り続けなければならない(友人曰く、3年無農薬で作物を育てて、初めて無農薬野菜となるらしい)」。
「3年間、無農薬で作物を作り続ける労力を知っているか?1田舎の業者ではそんな事は、ほぼ100%不可能だよ。」
「100歩譲って、無農薬野菜で3年間作り続けて、無農薬野菜だと銘打って売り出すとしよう。その野菜の一部が虫に食われていたらどうなると思う?」
「野菜が虫に食われると言う事は、その野菜が最高に“旨い”と言う意味で、沢山植わっている野菜の中でも、その野菜が特に旨い事を示している」
「しかし、ほんの一部でも虫食いの有る野菜は、農薬を使って育てた野菜よりも圧倒的に安価で取引をされてしまう。」
「消費者のほとんどは、野菜そのものの育ちよりも“見た目”が命だからだよ」
「俺の知り合いにも沢山の農家が居るが、消費者の根本的思考が変わらない限り(虫食い野菜の価格劣化が防げない限り)誰も無農薬野菜はやりたがらないだろう」
さすが、小規模と言えど、「会社を持っている人間の意見だと」私は感銘を受けた訳ですが、私の住んでいるような田舎でも、確かにスーパーなどで売られている野菜は“全て”虫食いの跡が無い・・。
そんな話に胸を打たれながら、昨日は帰宅の途についた訳ですが、本日は既に日曜日と言う事で、頭が友人の話で一杯になっている場合では無いため、マーケットの話題についても触れておかなければいけません。
大きく話は変わりますが、まず先週末のマーケットを振り返った上で、「米雇用統計での反応」について紹介しておかなければいけません。
米雇用統計は、前回のブログで紹介したように“悪い結果(+7.4万人:予想+19.7万人)”となった事で、米国債が思い通りの反応を見せてくれました(米国債買いの利回り低下)。
この流れにより、ドル円は大幅な下落を見せる事になったのですが、この米雇用統計の数値については、「来月上方修正されるであろう」と言うのが現在のマーケットのコンセンサスとなっております。
そのマーケットのコンセンサスを後押しするかのように、ブラード米セントルイス連銀総裁は以下のように発言を出しています。
・ブラード米セントルイス連銀総裁「12月のNFPは上方修正されると予想」
参照:2014年1月 ジェームズ・ブラード発言・ニュース:ゴゴヴィより
つまり、現段階において、「来月の米雇用統計で今月の雇用指標の数値は上方修正される」と言う事を頭に入れておく事で、もしも来月の雇用指標時に上方修正が行われないケースでは、悪材料サプライズとなる事は留意しておく必要がありそうです。
次に、明日月曜日についてですが、どうしても日本が休みになると日本時間の板は薄くなる訳ですが、前週末の流れを引き継ぎ、ドル円マーケットについては「下落しやすい展開である」と考えております。
と言うのも、筆頭は時間外マーケットにおける日本株の反応なのですが、海外勢が日本が休みになると打ち込み等の仕掛けを行っているケースが最近顕著となっているためです。
つまりは、日本が休日で板が薄いのを良い事に好き勝手やっている訳ですが、明日の場合には米経済の悪化と言うイメージをマーケットは意識しているため、「売りの流れに多くのトレーダーが乗りやすい展開」と考えられます。
また、今月のQE縮小の話題が来週になりクローズアップされてくる事が考えられるので、それを意識しても、下値のストップを仕留めるならば、「明日が比較的やり易い」と言った事になるかと思っております。
本日はチャートの作成をしたかったのですが、時間的な都合で、後で時間が有るようならば作成すると言う形をとりたいと思います。
時間が出来たのでドル円チャート4時間足を追記しておきます。
[2014-1-12] 兼業トレーダーの弊害と申しますか、先日土曜日に友人と会食に出かけており、ブログの更新ができませんでした。
この友人は、中学時代に朝8時から夜8時まで、12時間体制で私の家でギターをかき鳴らしていた友なのですが、現在では立派に小規模会社の社長になっており、昔の話題に声をはずませながらも、「私の企業立ち上げに対して協力を惜しまない」と言ってくれました。
このブログをFX関連の話題で埋め尽くしたいのは山々ですが、悪魔で私のブログと言う事で、本年度は特にこうした私の行動についても書く事が増えてくる事になるかと思うのですが、先日友人から聞いた「少し面白い話」について、まず文頭で紹介させて頂きたいと思います。
今後、日本はTPPに参入する事になり、輸出関税の撤廃を受けて食料品の輸出もドンドンと加速していく事が考えられる中、私がその友人に対して「これからは無農薬で野菜や果物を栽培する時代だ」と切り出したところ、「それは無いな」と一刀両断されてしまいました。
友人が言うには、「まず無農薬野菜を作るためには、3年間無農薬で野菜や果物を作り続けなければならない(友人曰く、3年無農薬で作物を育てて、初めて無農薬野菜となるらしい)」。
「3年間、無農薬で作物を作り続ける労力を知っているか?1田舎の業者ではそんな事は、ほぼ100%不可能だよ。」
「100歩譲って、無農薬野菜で3年間作り続けて、無農薬野菜だと銘打って売り出すとしよう。その野菜の一部が虫に食われていたらどうなると思う?」
「野菜が虫に食われると言う事は、その野菜が最高に“旨い”と言う意味で、沢山植わっている野菜の中でも、その野菜が特に旨い事を示している」
「しかし、ほんの一部でも虫食いの有る野菜は、農薬を使って育てた野菜よりも圧倒的に安価で取引をされてしまう。」
「消費者のほとんどは、野菜そのものの育ちよりも“見た目”が命だからだよ」
「俺の知り合いにも沢山の農家が居るが、消費者の根本的思考が変わらない限り(虫食い野菜の価格劣化が防げない限り)誰も無農薬野菜はやりたがらないだろう」
さすが、小規模と言えど、「会社を持っている人間の意見だと」私は感銘を受けた訳ですが、私の住んでいるような田舎でも、確かにスーパーなどで売られている野菜は“全て”虫食いの跡が無い・・。
そんな話に胸を打たれながら、昨日は帰宅の途についた訳ですが、本日は既に日曜日と言う事で、頭が友人の話で一杯になっている場合では無いため、マーケットの話題についても触れておかなければいけません。
大きく話は変わりますが、まず先週末のマーケットを振り返った上で、「米雇用統計での反応」について紹介しておかなければいけません。
米雇用統計は、前回のブログで紹介したように“悪い結果(+7.4万人:予想+19.7万人)”となった事で、米国債が思い通りの反応を見せてくれました(米国債買いの利回り低下)。
この流れにより、ドル円は大幅な下落を見せる事になったのですが、この米雇用統計の数値については、「来月上方修正されるであろう」と言うのが現在のマーケットのコンセンサスとなっております。
そのマーケットのコンセンサスを後押しするかのように、ブラード米セントルイス連銀総裁は以下のように発言を出しています。
参照:2014年1月 ジェームズ・ブラード発言・ニュース:ゴゴヴィより
つまり、現段階において、「来月の米雇用統計で今月の雇用指標の数値は上方修正される」と言う事を頭に入れておく事で、もしも来月の雇用指標時に上方修正が行われないケースでは、悪材料サプライズとなる事は留意しておく必要がありそうです。
次に、明日月曜日についてですが、どうしても日本が休みになると日本時間の板は薄くなる訳ですが、前週末の流れを引き継ぎ、ドル円マーケットについては「下落しやすい展開である」と考えております。
と言うのも、筆頭は時間外マーケットにおける日本株の反応なのですが、海外勢が日本が休みになると打ち込み等の仕掛けを行っているケースが最近顕著となっているためです。
つまりは、日本が休日で板が薄いのを良い事に好き勝手やっている訳ですが、明日の場合には米経済の悪化と言うイメージをマーケットは意識しているため、「売りの流れに多くのトレーダーが乗りやすい展開」と考えられます。
また、今月のQE縮小の話題が来週になりクローズアップされてくる事が考えられるので、それを意識しても、下値のストップを仕留めるならば、「明日が比較的やり易い」と言った事になるかと思っております。
本日はチャートの作成をしたかったのですが、時間的な都合で、後で時間が有るようならば作成すると言う形をとりたいと思います。