ドル円に輸入系企業参入

 [2014-1-7] いよいよ本年度のマーケットも面白い展開になって参りましたが、本日は、日本時間朝から本邦系の輸入企業が参入し、ドル買いオーダーを出してくれました。

 熱も下がり、体も大分復調したと言う事で、まずは以下の先日作成したドル円足チャートをご覧ください。

2014年1月6日ドル円4時間足チャート

 先日は、「104.00のストップを刈り取ったところが短期反発を狙ったポイントだ」と言う事を紹介させて頂いておりましたが、その刈り取り時間が米国時間後半でしたので、非常においしいロングタイミングとなりました。

 と、言うのも日本時間には本邦輸入系企業のオーダーが入りやすい事もあり、巻き戻しの動きが起こりやすかったからなのですが、新年に入り、まだマーケットのエンジンは掛かっていない中で、体は絶不調でしたがトレードは絶好調となっております。

 さて、本日のマーケットの話題に入っていきますと、注目は、やはり「本邦輸入系からのドル買いオーダーが入った」と言うところで、年初めになり「実需は苦しいな」と言ったところが伺える材料となりました。

 本日の輸入系参入ラインについては後でチャートにてお知らせするとして、104.40に掛けて出したと言う事は、昨年よりも2円近くドル高円安水準にてオーダーを出した事になります。

 つまりは、本邦輸入系企業の苦しさを知る事になった訳ですが、投資家は、そう言った物を確実に狙って行く必要があるので、しっかりと日本時間終わりに売りを突っ込んでおります。

 現在、多少の下押しが起こっておりますが、この要因として飛び出しているのが、「105円台に並び始めた」と言われている本邦輸出系企業の売りオーダーです。

 これで105円は、「なかなかな材料が無ければ引っかけには行かない事になる」と個人的に考えている訳ですが、1つの下限材料としては102.6辺りまでを目標にしたツッコミが有っても良いように考えています。

 また、中国のシャドウバンクに関する話題が再び表に出始めておりますが、韓国筋からは円安ウォン高に対する危機感についても話題が上がり始めています。

 以前にも紹介しておりましたが、韓国銀行筋からの円直撃の介入があるかも知れないので、今後の急激な円の変動については注意をして頂ければと思います。

 ちなみに、既に韓国の外貨準備率は最大にまで膨れ上がっている事から、コツコツと外国通貨を買いあさっている事が考えられますので、覆面介入等についても注意をして頂ければと思います。

ドル円4時間足のチャート

 さて、後半はいつものドル円チャート4時間足の紹介をしてみたいと思います。

2014年1月7日ドル円4時間足チャート

 上のチャートを見て頂く限り、よほどの材料が無い限りには上押しは厳しい状況になっている事が分かって頂けるかと思います。特に補足する点も無いので、本日はこの辺りで終わりにさせて頂きたいと思います。