「輸入系オーダーに一服か?」について書き殴る
[2014-1-17] まず始めに、明日のブログ更新について、もしかすると「お休み」となる事を事前に報告させてください。
まだ確定した予定では無いのですが、明日、アポイントが取れた場合、視察を兼ねての日帰り小旅行を決行する事になっており、眠い目を擦りながら、ほぼ徹夜状態(マーケットを朝まで追いかけるため)にて朝から現地へ向かう事になっております。
兼業でトレードされている方の苦しみを痛感する日々が新年前から始まっている訳ですが、兼業トレーダーの方々の頑張りには“ただただ”感銘を受ける事が多くなっております。
さて、本題のドル円マーケットについて書いて行きたいと思いますが、まず、気にするポイントとしては、来週月曜日がアメリカがお休みと言う事で、「先日からマーケットが反転した」と言う点です。
これは、先日のブログ内でも紹介していた通りの成行きとなっている訳ですが、「タイミングが米CPIの発表が行われてから」と書かせて頂いておりましたが、CPIの結果が全くの市場予想通りの結果となってしまった事から大きな材料とはされず、逆に下落(利益確定売り)に拍車を掛けてしまう事態となりました。
ドル円の上値に対しては、やはり105円と言う壁を意識しているトレーダーが多く、「105円を超える水準に対しても大量の売りオーダーが並んでいる」と言う事で、明らかに上値の重さを感じる展開となっております。
さらに、友人から聞いた話ですと、先日の本邦輸入企業ドル円の買い上げについて(以下の先日のドル円チャート参照)、意識された可能性が高いとの事です。
ここで、「なぜ、ここまで輸入系からの買いが意識されたのか?」と疑問を感じられる方もいらっしゃると思いますが、先日の輸入系からオーダーは、どうやら「断続的に行われた」ようで、通常であれば104円なら104円で「2億ドル分」と言うオーダーでドル買いを行い、フロー一時的なもので抜けてしまう事が多いのですが、先日の場合には104.5辺りで入ったドル買い量が非常に多かった事から、買いフローを受けて上昇している状況に対しても大量の買いが入ったそうです。
これは、輸入系企業からのドルの切迫感を感じさせる一方で、既に大量のドルを手に入れた可能性があるため、「しばらくは大規模な輸入系からの動きが発生しないのでは?」と言う思いをマーケット関係者に与えました。
そこで、通常であればレンジ下限(輸入系企業参入ライン)である104.5辺りからは堅さを意識させるところでしたが、米国市場が休みに入るための調整売りとは言え、そのラインを抜けてしまった事が考えられます。
ただし、下向きの勢いが付くには、チャート的にはどうしても103.7辺りの明確な下抜けが必要となるため、現在のところはまだ売り加速材料が乏しいと言った事を考えております。
最後に、やはり最近のマーケットは株価をベースとした流れになっておりますが、先日は米国株が若干崩れた事によるドル円下落の引き金発射と言う事になった訳ですが、FRB関係者から以下のような発言が出ている事にも注目しておいて良いと思います。
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「株価が下落したとしても量的緩和の縮小を支持」
参照⇒リチャード・フィッシャーの発言・ニュース:要人発言・ニュースのゴゴヴィより
フィッシャー氏は、「FRBメンバーの中で最も“タカ派”な人物だ」と私は見ておりますが、それでも株価の下落に関して容認するような発言が有った事に個人的に驚いております。
“バブル”については否定しているものの、それでもこの発言は、「量的緩和縮小=米国株の下落」と言うイメージをマーケットに植え付ける事に対しては十分で有ったように考えます。
つまり、今後のFOMCで量的緩和について縮小が発表された場合には、「米株売りの流れ⇒日本株売りの流れ⇒ドル円下落」を想定しておいても良いように考えております。
さて後半は、いつものように私が作成したドル円の4時間足チャートです。
特に大きな変化は有りませんが、一旦高値では毛抜き天井を付けている事で、下値追いの展開になった可能性を感じさせるチャートとなっております。
ただし、104円の壁も厚く感じられる動きで、やはり依然としてレンジ相場を意識させやすい形状で有り、ブレイク狙いのポジションを作っておくには良い展開だと考えております。
[2014-1-17] まず始めに、明日のブログ更新について、もしかすると「お休み」となる事を事前に報告させてください。
まだ確定した予定では無いのですが、明日、アポイントが取れた場合、視察を兼ねての日帰り小旅行を決行する事になっており、眠い目を擦りながら、ほぼ徹夜状態(マーケットを朝まで追いかけるため)にて朝から現地へ向かう事になっております。
兼業でトレードされている方の苦しみを痛感する日々が新年前から始まっている訳ですが、兼業トレーダーの方々の頑張りには“ただただ”感銘を受ける事が多くなっております。
さて、本題のドル円マーケットについて書いて行きたいと思いますが、まず、気にするポイントとしては、来週月曜日がアメリカがお休みと言う事で、「先日からマーケットが反転した」と言う点です。
これは、先日のブログ内でも紹介していた通りの成行きとなっている訳ですが、「タイミングが米CPIの発表が行われてから」と書かせて頂いておりましたが、CPIの結果が全くの市場予想通りの結果となってしまった事から大きな材料とはされず、逆に下落(利益確定売り)に拍車を掛けてしまう事態となりました。
ドル円の上値に対しては、やはり105円と言う壁を意識しているトレーダーが多く、「105円を超える水準に対しても大量の売りオーダーが並んでいる」と言う事で、明らかに上値の重さを感じる展開となっております。
さらに、友人から聞いた話ですと、先日の本邦輸入企業ドル円の買い上げについて(以下の先日のドル円チャート参照)、意識された可能性が高いとの事です。
ここで、「なぜ、ここまで輸入系からの買いが意識されたのか?」と疑問を感じられる方もいらっしゃると思いますが、先日の輸入系からオーダーは、どうやら「断続的に行われた」ようで、通常であれば104円なら104円で「2億ドル分」と言うオーダーでドル買いを行い、フロー一時的なもので抜けてしまう事が多いのですが、先日の場合には104.5辺りで入ったドル買い量が非常に多かった事から、買いフローを受けて上昇している状況に対しても大量の買いが入ったそうです。
これは、輸入系企業からのドルの切迫感を感じさせる一方で、既に大量のドルを手に入れた可能性があるため、「しばらくは大規模な輸入系からの動きが発生しないのでは?」と言う思いをマーケット関係者に与えました。
そこで、通常であればレンジ下限(輸入系企業参入ライン)である104.5辺りからは堅さを意識させるところでしたが、米国市場が休みに入るための調整売りとは言え、そのラインを抜けてしまった事が考えられます。
ただし、下向きの勢いが付くには、チャート的にはどうしても103.7辺りの明確な下抜けが必要となるため、現在のところはまだ売り加速材料が乏しいと言った事を考えております。
最後に、やはり最近のマーケットは株価をベースとした流れになっておりますが、先日は米国株が若干崩れた事によるドル円下落の引き金発射と言う事になった訳ですが、FRB関係者から以下のような発言が出ている事にも注目しておいて良いと思います。
参照⇒リチャード・フィッシャーの発言・ニュース:要人発言・ニュースのゴゴヴィより
フィッシャー氏は、「FRBメンバーの中で最も“タカ派”な人物だ」と私は見ておりますが、それでも株価の下落に関して容認するような発言が有った事に個人的に驚いております。
“バブル”については否定しているものの、それでもこの発言は、「量的緩和縮小=米国株の下落」と言うイメージをマーケットに植え付ける事に対しては十分で有ったように考えます。
つまり、今後のFOMCで量的緩和について縮小が発表された場合には、「米株売りの流れ⇒日本株売りの流れ⇒ドル円下落」を想定しておいても良いように考えております。