ドル円米時間は温厚か?

 [2014-1-20] 本日は、日本時間を持って下落するドル円を想定していたのですが、仕掛けがそれよりも前に入ってしまいまして、売れず仕舞いと言う状況になりました。

 仕方ないと言えば仕方ない訳ですが、タイミングを読み誤った事に対して個人的に反省をしている次第であります。

 さて、まずは先日作成しておいたドル円の4時間足チャートからです。

2014年1月19日ドル円4時間足チャート

 小さなフラッグを下にブレイクして、それがフェイクブレイク(だまし)になろうとしているのが今のマーケットかと思うのですが、これから欧州アメリカ時間に掛けては、アメリカがお休みと言う事もあり大した動きは想定しておりません。

 大した動きが無いと言う事は、私としては非常にやり難いマーケット展開が想定される訳ですが、基本的には104.5辺りの堅さは本物化しているので、チャート的にはフェイクブレイクになろうとしていますが高値売りで望みたいと考えております。

 次に、本日のドル円市場は日本時間が五十日と言う事も有ったのですが、輸入系からの買いオーダーが103円に突入した時点でも観測されておらず、マーケット参加者に対して前回の買い上げ時に、大きくドルを買いこんだ事を再度認識させたように思います。

 そこで、基本的には、輸入系オーダーを軽く引っかけるまでの円買いの流れが1つの下値目途となってくる訳ですが、そのためには、本日の反転ポイントでありテクニカルラインである上のチャートで言うならばオレンジ色のテクニカルライン下抜けは必須となってくるように考えています。

 このラインの下抜けは、前回の安値である102.9を突破してくる事を意味する訳ですが(突破が最低の下値目途)、基本的には102.6辺りより下からは、再度輸入系の買いオーダーが散見される事になるため、反転はその辺りのストップを刈り取ったポイントだと判断しています。

 しかしながら、目立った下押し材料が無い中、戦いが本邦系からのフロー重視となっており、落ちる落ちないを判断するためには、日本株を追いかけておかねばならず、日本株の読み筋は米国株の流れから来るものが強いため、マーケット的には幅広い視野を必要とする事で、判断が難しくなっているように思っております。

 最後に、明日は大きな経済指標が予定されていない事も手伝い、日本時間明日朝方についても落ち着いた値動きをベースにした推移が見られると想定しておりますが、水曜日には日銀の政策金利発表などで慌ただしくなるため、一時の箸休め程度に考えて、小さくポジションを振り分け水曜日を迎えるようにしてみたいと考えております。

 基本的に、マーケットはまだまだ上を目指す形であるため、底値の買いは強いので、ダブルオーを巻く動きに短期的な逆張りが、最も安定的であるように思っています。

ドル円4時間足のチャート

 最後に、ドル円4時間足チャートを本日も作っておきましたのでご覧ください。

2014年1月20日ドル円4時間足チャート

 チャートは先日から大きく変わっている箇所はありません。

 しかしながら、今後、このような小さなブレイクを挟みながら、底固めをしていくようならば、オレンジ色のテクニカルラインがさらに意識されやすくなるため、105へのアタックが近く起こる事も考慮しなければいけないチャート体制になってくるので、できればやりやすいトレードのためにも早い内の下抜けが起きる事(米株が崩れる事)を期待しております。