ドル円売りに旗色悪し?

 [2014-1-8] トレンドに逆行しての逆張りショートを度々打ち込んでは、短期ポイントでの利益確定ばかりを繰り返している状況なのですが、日本株の押し上げにドル円が買いに買われる状況となり、105円のバリアもカットし、ついには本邦輸出系のオーダーポイントまで現在上昇を見せてしまいました。

 ここまでの上昇があったのであれば、参入は105.2辺りからの売りでの戻り狙いとなってくる訳ですが、このブログが書き終わる頃には既に、売りポジションを保有し後出しジャンケン的な内容になってしまうのでは?と危惧しております。

2014年1月7日ドル円4時間足チャート

 上は、先日私が作成していたドル円の4時間足チャートですが、先日の時点では重そうに見えた105.00の輸出系オーダーラインを見事にカットしている状況に現在は有ります。

 これは、日本株上昇がドル円上昇の圧倒的な後ろ盾になっている訳ですが、正直なところ、日本側からの株高歯止め材料と言うのは見つからず、それが海外投資家のマネーを呼び込んでいる状況で、もっと年明けからの“ドスン”が綺麗な状況だと考えていた私にとっては、痛い値動きになっていると言えます。

 こうした値動きの中で、次の105.5のバリア売りには“かなり”の注目材料が集まってくるかと思うのですが、本日はADPとFOMC議事録発表が行われるだけに、エネルギー源としては十分その余力はあるように考えられます。

 特にFOMC議事録については、量的緩和縮小が行われた中身についての発表となるため、もしかするとインフレに対する懸念や住宅市場についてのバブル化の話など、タカ派な意見が持ち込まれている可能性も否定できません。

 輸出系のオーダーラインを無視しての突入を見ても、上値が105円を若干カットした水準で伸びないのか?と言う疑問もあるため、一時的にも104円台へと突入した際には、強気の買いオーダーとの接触が見られる事を想定しております。

 さて、こうした中で何をベースに戦っていくのか?と言う事ですが、基本は高値売りと言う形は変えずにマーケットに臨もうと思っています。

 特に、105円の下値くらいまでは日本時間に向けて輸出系からの売りオーダーにまかれる恐怖が残るため、例えば、NYタイム後半に上値を突っかける形であったとするならば、FOMCでの上値に目途が見られたなら売りで参入し戻りを取ってみたいと思っています。

 大局は、どう考えても新年の梯子外しへと変わっていくと考えているので、その外しに乗るためには少々厳しい日々が続くかも知れませんが、尻を叩いてマーケットと折り合いを付けていこうと考えております。

ドル円4時間足のチャート

 後半のドル円チャートは、これからの指標で大きく変化する可能性があるため、主要ラインだけ紹介しておきます。

2014年1月8日ドル円4時間足チャート

 本日は、FOMCの議事録発表が日本時間未明に予定されているだけに、サラリーマンの方は寝ていらっしゃる時間の話だけに、急変については十分注意して頂ければと思います。