ドル円レンジ相場で戦略

 [2014-1-18] 先日、「日帰り旅行でブログ更新ができないかも?」と書かせて頂いておりましたが、知人が体調を崩した事により延期となったため本日も元気に更新をさせて頂きたいと思います。

 今週末のマーケットは、来週月曜日の米国市場がお休みと言う事で、どうしても調整局面が強い流れとなり、方向感にかける展開となりました。

 以下は、先日私が作成していたドル円の4時間足チャートです。

2014年1月17日ドル円4時間足チャート

 売るに売られず、買うに買われずの想定通りの狭いレンジ展開による攻防となった訳ですが、回転数を上げたクルクル取引をしていた私は、正直疲れてしまいました(笑)。

 私のトレードは、「奪い去る事火の如く」「動かざること山の如し」のトレード(笑)を、基本としているため、一度のエントリーは中距離(40pips~)を狙う事を得意としております。

 そのため、レンジだと決め込んだ先日のような回転数の多いトレードでは、疲れてしまうんですね・・(汗)。

 折角レンジ相場が話題となっているので、レンジ相場についての考え方を1つ紹介してみたいと思うのですが、レンジ相場での戦い方は大きく分けて2種類となります。

 1つは、先日の私のように回転数を上げて、狭いレンジ内で売り買いを繰り返し行う事で利益を出していくケースですが、「初心者投資家でも勝ちやすい」と言われているのがレンジ相場であるだけに、小額となりますが「今日は儲かった」と言う言葉を聞きやすい戦い方になります。

 もう1つは、レンジ相場にて大局を見極めたポジションを作っておく方法です。

 レンジ相場では、上下に狭い値幅となるために、どうしてもポジション建てを一定にしているような投資家には厳しい局面となります。

 そこで、レンジ局面にてレンジブレイクを想定したポジション作りをしていく事になります。

 私の場合には、今回、この両方を行ってポジション建てを行っているのですが、先日のように狭いレンジ局面でコツコツトレードをしているのは、「長い利益を狙ったポジションに対してのストップ分損失を稼いでいる」と言うイメージも持っています。

 やはり、ブレイク待ちのポジションの多くは、“だまし”などで刈られる可能性も高く、利益が乗る側へとマーケットがブレイクをした場合にでも、利益確定をじっと我慢しなければいけません(ブレイクが発生したらさらに益が伸びるため)。

 つまりは、その我慢分の利益をレンジ相場でコツコツトレードしておくことによって、蓄えている状況と言えます。

 コツコツと回転数の高い取引では、ストップに掛かった場合にでも次のエントリーが直ぐにやってくるので、精神的にも金銭的にもダメージも小さいので数が稼げますし(もちろん全体的には負けるわけにはいかない)、最終的にブレイクが起きるタイミングでは(だましを含め)必ず負ける事になりますが、長い利益を狙ったポジションが伸びるので、資産全体的にはかなりのプラスとなるかと思います。

 しかしながら、このやり方は、必ず全てのポジションに置いて、「なぜ、ここにストップなのか?なぜ、ここが利益確定ラインなのか?」と意思を明確にしておかなければ、後で、ポジションが売り買い交差でめちゃくちゃになってしまい、「迷子のポジションが生まれてしまう」ので注意をして頂ければと思います。

 さて、今日はここまでですが、明日は来週のマーケットについて考えてみたいと思います。