FX以外の世間話

 [2013-12-21] 先日は、2エントリーの1損切りで、50pips程度の利益を出す事ができたのですが、米GDPで上昇したところで数値の割に伸びが鈍い事を確認して、年初来高値抜けで有った事も考えて売りでした。

 先日のケースでは12月と言う事で、全身全霊を掛けたショートポジションと言うよりも、「週末高値走りは難しいだろう」と言うだけの「だろう運転」だっただけに、先週1週間を振り返ってみるとFOMCで崩れた私のセオリーが辛くてしょうがありません(笑)。

 さて、本日は土曜日と言う事で、12月のマーケットと言うだけでも完全オフ状態の頭でいるので、情報収集が甘い私なのですが(笑)、それに土曜日となるとマーケットの事について考えるのはかなり難しいところであります(休みボケですね)。

 そこで、本日は昨日、私の中学校時代からの知人から聞いた話について紹介してみたいと思います。

 その知人とは外出中にばったりと出会っただけなのですが、その時に「俺、会社辞めたんだ」と言っておりました。

 知人は、鉄の加工会社を12年に渡り経営していたのですが、このタイミングで商売をたたんだそうです。

 個人的には「アベノミクスでこれからと言う時に商売をたたむなんて・・」と思っていた訳ですが、子供3人に妻を養っていくために“安定を取る”と言う事も考えての行動だったと聞き、少し残念ではありましたが「うんうん」と話を聞いておりました。

 知人が言うには、どうやら“アベノミクスがどうのこうの”と言うよりも、それまでの不況時期に企業体力を失ってしまい、従業員は60歳近くになった人が3人と事務員のパートと言う事で、先細りが見えてしまっていたそうです。

 不況時期に少数精鋭を決め、会社をスリム化し、新規採用をせぬまま運営をしてきていたそうですが、ようやく、不況を脱したところで設備投資にかけるための資金も無く、従業員は高齢化し、他企業に対抗するよりも「会社を潰す事の方が楽だった」と言う事でした。

 私は、来年から企業立ち上げを行っていく計画を立て、着々と準備をしている状況となっているのですが、そうした経験について、今度はじっくり聞いてみたいと考えて一度会食に出かけてみようと考えています。

 私が現在住んでいる場所が田舎だからなのでしょうか?本当にどの会社経営者の方に聞いても、会社存続が“ギリギリ”と言った話ばかりで、正直なところアベノミクスとは何なのか?と言った思いになってきています。

 そんな中で、日本の経済は緩やかながらも右肩傾向となってきており、大企業の冬のボーナスも増加し、紙面からも景気向上の話題を良く見かけるようになってきました。

 ただ、地方産業の衰退が齎す日本の将来像には、明るいものがあるのでしょうか?

 既に、地方は産業の衰退だけでは無く、後継者不足による高齢化と言った言葉が常についている状況です。

 本当にあと5年、量的緩和を実行せず、景気刺激策を実行しなかったなら・・・と考えると、今回のアベノミクスはギリギリのタイミングであったように思うばかりです。

 FXについて毎回偉そうに書いている私ですが、日本での会社立ち上げとなりますと初めての事になります。

 「日本の会社はこうだよ」「この先この業種が伸びそうだけど、どうかな?」と言った話がありましたら、こっそりとお便りを頂ければと思っております(笑)。

 明日は、雑談では無く、来週のマーケットについて書いてみたいと思いますので、FX関連の話を期待していらっしゃる方は、また明日お会いできればと思います。