12月らしく材料不足相場
ドル円4時間足のチャート
後半は、いつものようにドル円4時間足チャートを作っておきましたので、参考程度にご覧ください。
上のチャートを見ますと、若干上値が重い形になったように思えるのですが、102円台前半は押し目として狙ってくるトレーダーも多いかと思うので、結果的に値幅の狭い動きが展開される事を想定しております。
上値に突っかけるような形になりますと、103.5に関するオプションオーダー絡みでの売り、そのストップカット後の反転と2度エントリーの機会が得られると思うのですが、そのまま抜いてくれて104円手前辺りの売りオーダーの方が旨味は大きいように考えています。
また、下げて行く形になった場合には、101.6がやはり気になるラインになるので、深追いをしてまでロングは止めておこうと考えています。
[2013-12-9] 今週もマーケットが始まりましたが、昨日のブログ「雇用統計後、来週の相場」でも紹介しておりましたが、朝からの動きは想定通りと言ったところで、年末のため証拠金は既にパンパンに近い状況になっているのですが、上手くショートで2回エントリーをし20pips程度の利益を出す事ができました。
まずは、先日作成したドル円の4時間足チャートを紹介しておきます。
こう言ったチャート状況でしたので、比較的、上値追いの展開になりやすい状況下にあった事は言うまでも無かったことなのですが、とりあえずマーケット観は今週も上手く見えていると言う事で、一安心と言ったところです。
さて、本日は先ほど発表された「中国CPI」と「中国PPI」の結果についてですが、それぞれが改善の兆しと申しますか、CPIが予想+3.1%に対して結果+3.0%、PPIが予想-1.5%に対して-1.4%と、どちらも前月データを下回る内容になり、過剰投資による影響がデータ的には改善方向へと向かい始めている事が示唆されています。
中国では先日ビットコインと呼ばれる、インターネット上の架空通貨について、金融機関による取引を禁止するとの発表を行いましたが、それは中国国内におけるマネーロンダリングや数百兆円とも呼ばれるシャドーバンクによる隠れた大赤字を隠す目的もあったからでしょう。
ビットコインは、ウェブ上でバブル並みの高騰がおきており、その崩壊を切っ掛けにした暴落が中国バブル崩壊の引き金になると危険だと言う判断も有ったようですが、それよりも黒いお金のビットコイン流入を防ぐ目的が有ったように私は考えています。
続いて、後でチャートにも記載しておきますが、ドル円にて本日103円を超える水準で頭打ちがありましたが、どうやら本邦輸出系企業からの売りが入ったようで、今後、それほど大きな売買が期待されない中で、1つの目安として輸出系参入ラインを高値基準として、マーケットが推移し始める事を想定しています。
この時期になりますと、ブログ内で何度も言う書き綴る事なのですが、大きな往復の動きを見せるので注意が必要になります。
これは、正確なデータを取った訳では無いのですが、必ずこの時期には板が薄い事を良い事に、突如とした仕掛けを入れてきて、一気にポジションの回収を図ろうとするヘッジファンドが居るためです。
例えば、日本時間朝の2時過ぎに大きく上げたかと思うと(100pips前後)、その1時間後には元に戻っていると言うケースですが、これから投資材料が段々と少なくなってくるなかで、小さな材料を見つけて一気に畳み掛けてきます。
こう言った相場では往復ビンタを受けてしまう(上がっていく相場に売りで入り、ポジション途転ロング直後にマーケット反転全戻しなど)方も多く、特に年末年始を特有とした、こう言った動きを知らない初心者トレーダーがターゲットになりやすい事は言うまでも無いでしょう。
「12月のマーケットはポジションを持つな(Don't run in December)」と言うのは、私にマーケットの“イロハ”を教えてくれた友人が良く言っていましたが(カナダなので12月に走ると路面が凍っていて転ぶため)、12月は気楽にマーケットについていくだけでも十分ですので、もし、今年からマーケットを始めたと言うような方の場合には、小額に絞って、来年まで生き残る事を考えるのも1つの手かも知れません。
また、もちろん、私のようにそう言った往復の動きを期待して、反転を狙うのも1つのトレーディング手段と言えますが、「反転が始まると速い」、もしくは「1往復半の動きも有る」と言う事を覚えておいて頂ければと思います。