FOMCで大失敗・大誤算

 [2013-12-19] 本日は、極度の体調不良で、さらにこの後に先日書いたように会食の予定、それに加えて今朝のFOMCが想定がの動きと、もうかなり打ちのめされています。

 しかしながら、自分のマーケット分析の甘さについては記録として残しておく必要があるため、トレードノートはもちろんブログも更新しておきたいと思います。

 以下が先日のチャートです。

ドル円2013年12月18日チャート4時間足

 さて、トレード自体は、FOMC前までの上昇を取ったロングと、FOMC発表後上昇した中で売り込んだ2回目のショートが40pipsほどの利益となり、収益ベースで考えると「非常に満足のできる内容」になりました。

 しかしながら、問題はこれまで私のブログで書いていたようなマーケット展開にならなかった事です。

 そこで、重い体に鞭打ちながら、色々とニュースを読み漁り、考えを膨らませていたのですが、辿り着く答えは次のようなものしか有りませんでした。

 「マーケットのコンセンサスよりも緩和幅の縮小が小さかった」

 何を基準にこんな事を書いているのかと言うと、あのFOMCの発表直後に急速に買いこみが起こった米株の値動きです。

 完全にあの動きには面を食らった訳ですが、その余りの強さに米国債利回り一時的に急速低下を見せるほどの強さを感じる事ができました。

 私が打ち込んだショートも103.18まで瞬間的に落としてくれたおかげで、たまたま利益確定し大勝となっただけで、正直、マグレと言ったところです。

 ただ、やはり、アメリカの量的緩和縮小を受けての米株の上昇の動きについては、まだ納得できずにおり、反応方法についても疑問点ばかり残っています。

 まず、FOMCの発表で金利据え置きが発表され、ドル円を代表としてクロス円で一気に円買いがおきますが、直後に縮小が発表され一気に円売りモードへと変わります。

 一方、米株は金利発表と同時に一気に上昇していた訳ですから、最初の反応で上昇をした米国債(利回り)が「あれ?米国債の動き方間違っているの?」と言わんばかりに一気に打ち込まれる運びとなりました。

 「完全に私が想定していた流れの逆パターンとなった」と言うところです。

 正直なところ、これほどイメージから逆行する事を想定していなかったことと、これほど見事にマーケットの反応が逆を行く事が長い間無かったため、意気消沈と言ったところとなっております。

 これで益が無かったとなると、本日の更新は無かったことでしょう(涙)。それほど、凹んでおります(笑)。

 逆にFRBからマーケット展開を見るならば、「かなり上手く縮小を発表した」と言うところです。

 特にバーナンキ総裁が「追加的な量的緩和の縮小規模はおおむね100億ドル程度になる見込み」と言う発言を残した事で、マーケットは急速な巻き戻しから、「半年以上かけて量的緩和終わる」と言うイメージを持つことにもなりました。

 一旦縮小の動きをしてしまった以上、半年以上かけて量的緩和を終わりに向かわせるとは到底思えない訳ですが、毎回小出しに縮小させていく事をマーケットに意識させる事で、「まだ追加緩和が続くんだ」と思わせた今回の手腕。お見事と言ったところでは無いでしょうか?

 現在、ドル円マーケットは崩れる方向へと進み、少し売りを入れておりますが、来週までに何とかマーケットを理解するよう努力してみたいと考えています。